こんにちは、ぶんこです。

ここ数日読めたり観たりすることができておらず、少し日が空いての更新となりました。

 

本日は凪良ゆうさんの「わたしの美しい庭」です。

色々あって文字を追うのが難しくなっていた私には優しい文章でした。

物語も心にしみわたる優しさが溢れています。

 

凪良ゆうさんの作品は「汝、星のごとく」を読んだことがあるだけなのですが、

人物の心情を描くのがとても上手く、感情移入しやすいと個人的には思っています。

 

 

 

以下、ネタバレ含む感想です。

 

 

 

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血のつながらない統理と暮らす10歳の百音。

隣に住む路有と3人で朝ごはんを食べることが日課。

3人が住むマンションの屋上には縁切り神社がある。

何十年も前に亡くなった恋人、うつという病気、四年前に別れたゲイの恋人_色んなものに絡めとられた人々の物語。

 

 

ストーリーはひとつずつ区切られているのですが、統理と百音が通して出演する上に、

出てきた人物が次の物語でも絡んでくるので、ひとつのまとまった物語として読むことができます。

 

百音が小学生だからこそズバッとモノを言うところと、統理の論理立ててモノを言うところの対比もおもしろいです。

価値観が異なる人と一緒に暮らしていく楽しさというものを表しているように感じました。

 

桃子と坂口くんの恋愛も切なかったですし、

路有の元彼との区切りのつけ方はかっこよかったです。

 

何より印象に残っているのは、うつ病になった坂口くんの弟の基の話。

私自身が精神疾患を患っているので、描写に共感するところも多かったです。

本人の辛さもですが、支える周囲の心中が細かに描かれていて心が痛くなりました。

 

恋人に浮気されて振られたのは可愛そうですが、

病気のことをオープンにしつつも気軽に話せる環境があるのはとても恵まれていて、

そういう人たちと繋がりを持てた基はラッキーだな、と思いました。

 

私は人との繋がりを切ってしまうことが多々あるので、こういう人と人が関わり穏やかな空間を営んでいく話には憧れを抱きます。そして優しい気持ちになるのです。

自分もいつか成長して、そういう関係を人と築けるようになりたいと思い改める機会になりました。

 

 

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このようなブログで感想を綴るとき、どこまで自己開示をしていいものか迷いますが、

自分が置かれている状況によって感想というものは変わってくるので、

「今」の私についても少し記録しておこうと思いました。

お見苦しかったら、すみません。

 

「今」の皆さんに刺さる本、あったら是非教えてください☺