吉備路残照△古代ロマン -27ページ目

吉備路残照△古代ロマン

吉備路自転車道を回って以来すっかり古代吉備国の残り香に取り憑かれました。
歴史と神話が絡み合っているから多くの遺蹟の故事来歴が謎に包まれています。
鬼ノ城・温羅伝説・鳴釜神事等の謎に新しい解釈を加えていけるので楽しみです。

源氏物語名場面㊲

 

 

藤壺宮 参

 

 

『源氏物語』の写本

藤原定家による「青表紙本」

The British Library

大英図書館

青表紙

源氏物語諸本のうち、

藤原定家が書写所持していた本。

また、その系統に属する諸本。

 

🔲

 

しかし困ったことに

源氏藤壺への想いを諦めていない。

 

今なお執拗に迫ってくる。

 

だからといって

素っ気なくして臍を曲げられたら困る。

 

東宮の後見人を

辞められたら取り返しがつかない。

 

桐壺院亡き今、

頼りになるのは源氏だけである。

 

 

ある夜更けに

源氏藤壺の寝所に忍び込んできた。

 

毎日欠かさず

戸締りを厳重にしているが、

気が付いた女房は一人もいなかった。

 

源氏

言葉を尽くして思いの丈を訴える

 

聞くともなく聞いていると

藤壺

気分が悪くなり胸が苦しくなった。

 

女房たち駆けつけ介抱しているうちに

藤壺の容態が落ち着いてきたので

彼女らは戻って行った。

 

すると 

暗がりに身を隠していた

源氏が出てきて藤壺引き寄せる。

 

藤壺上の衣装を

脱ぎ捨てて逃げようとすると

髪の毛を掴んで引き止めようとする。

 

それでも

藤壺気力を奮って源氏を振り切った。