予選は団体競技 | 麻婆(あさばあ)のラジコンblog

予選は団体競技

ミニッツカップの格言の一つに、

 

【予選は団体戦】

 


というものがあります。

 

その場の順位にこだわって、ヒートのトップになったとしても、競り合いでタイムをロスして全体の順位で下位に沈んだら意味がない。

 

むしろ、ヒートで3位だったとしても、全体で3位になったら、同じヒートで一緒に走った選手、みんな幸せになりますよね、という話です。

 

わかってても、なかなか出来ないと思いますが、先日の日曜日にグるグる成増本店で開催された、ノービス祭りのラストレース、ワイドツーリングクラスの予選で、予選は団体競技を実践することがありました。

 

このレースでは、予選の組み合わせは2組ありました。

 

1組目に、魚さん、ズッキーさん(賞典外)、テンさんと、有力選手が入り、2組目に、僕(賞典外)の外、数人の有力選手が入りました。

 

Aメインシードは6名。

 

1組目の有力選手3人は、Aシードは固いと言われています。

 

予選1回目が終わった時点で、1組目の魚さんと、2組目の僕が18周に入りAシードを確定させます。

 

1組目の有力選手のズッキーさんとテンさんは、ミスが多い展開ながら、予選2回目の1組目が終わった時点まで、Aシード圏内にいました。

 

そして2ヒート目の第2組。

 

後列スタートの僕が、ロケットスタートを決め、1コーナーをトップで通過しますが、マシンが安定せず、フェンスへぶつかり自爆を繰り返します。

 

レース序盤だったため、すぐ後ろに後続車両がいたため、フェンスにぶつかり不安定になったマシンを立て直し、後続のマシンのラインをふさがないようにして、先を譲ります。

 

そうして仕切り直しをしたものの、またもミスで後続に抜かれ、ここでも後続車両の邪魔にならないよう、きっちり抜かれてからコースに復帰しました。

 

そして最後にもう一度、今度は同じヒートに入った、NAOさんの目の前でもミスしてしまい、NAOさんの走行ラインをあけ、先に行ってもらいました。

 

この時点で僕の順位は5番手。

 

1ヒートは前列スタートでほぼノーミスで走ったタイムだったため、予選2回目でこれだけミスをしているこのヒートはタイムアップの可能性はないと判断しました。

 

1ヒート目でトップタイムを出していることからわかるように、このヒートでは、ベストラップ的には僕が一番速いため、順位を上げようと思えば、全然抜くことは可能だったのですが、このヒートでのタイムアップが絶望的になったので、残りの時間は、決勝に向けての練習にしました。

 

とはいえ普通に走ると、前を走るNAOさんに追いついてしまいます。

 

追いつくと、予選では

 

【速い車が接近したらブロックをしてはいけない】

 

というルールがあるため、僕を行かせようと、アウトに膨れてしまうことが予想されます。

 

場合によっては、リズムが崩れて、アウト側のフェンスにぶつかることも。

 

なので、NAOさんには、後続を気にせずレースに集中してもらうため、コーナー二つ分。

 

もしくは、ストレート一本分のマージンをあけて、走っていました。

 

たまに間隔が狭くなってしまった時は、アクセルを抜いて、調整してました。

 

その結果、予選第2ヒートで僕の前を走っていた4名がタイムアップを果たし、

 

3位から6位までを独占する事が出来ました。

 

こんな感じで

 

1位 魚さん(1組目)

2位 麻婆(2組目)

3位 2組目の選手

4位 2組目の選手

5位 2組目の選手

6位 NAOさん(2組目)

 

Bメイン

7位 ズッキーさん(1組目)

8位 テンさん(1組目)

 

なんと、2位から6位を2組目で独占。

 

1組目2位のずっきーさんが全体の7位となり、B落ちとなってしまいました。

 

NAOさんが、予選でズッキーさんの上に行くなんて快挙ですね!

 

これが、予選は団体戦という話です。

 

予選第2組は、綺麗に流れたおかげで、全体がタイムアップをして、結果NAOさんもヒートで4位でしたが、全体でも6位に入りAメインに残る事が出来ました。

決勝レースでも、上位陣で団体戦をしていて、まさにノービス祭らしく、ファイナリスト(麻婆、ズッキーさん)が、ノービス上位の選手にレクチャーをする、そんなレースになりました。

 

速くなるのは、普段の練習で走りこめば速くなりますが、こういった戦術関係は経験がものを言うので、その辺をレクチャーできただけでも、賞典外の僕らが参加する意義はあったのかなと思ってます。

 

【予選は団体戦】

 

是非覚えておいてください!

 

 

※ワイドクラス予選第2組 第2ヒートは、6時間44分頃から

 1コーナーでトップに立つ電飾マシンが僕です