【MA030EVO】ミニッツカップAWDクラス セッティングの傾向
ミニッツカップ2023も、ミーティングが2戦、カップが1戦の、計3戦が行われました。
今期からギヤ比が解禁されたAWDクラスですが、他のクラスに比べまだまだ定番セッティングがない状態です。
そこで今回は、僕が知る限りのセッティングの傾向をご紹介したいと思います。
〇各大会の優勝ボディ
京都 マクラーレン12C(庵奈さん)
山形 ラフェラーリ(ジンちゃん)
箱根 Audi R8(ヤマヤマさん)
全体的には、マクラーレン12Cが多い印象ですが、優勝マシンという面では、毎回違うマシンとなっています。
関西大会では、コルベットC8Rが解禁されるので、4車種目のマシンが優勝するかもしれないですね。
〇各大会の駆動系
京都 F/R ボールデフ
山形 F ギヤデフ / R ボールデフ
箱根 F ワンウェイ / R ギヤデフ
途中、レギュレーションで、フロントはギヤデフ固定になりそうでしたが、現在はそのレギュはなくなりました。
こうやって見ると、駆動系の好みもバラバラですね。
〇各大会のタイヤ
京都 F スーパーローハイト30 / R ラジアル30ワイド
山形 F ラジアル30 or ローハイト30 / Rラジアル30ワイド
箱根 F スーパーローハイト30 / R ラジアル30ワイド
タイヤはそこまで大きく変わらないですが、山形大会の仙台勢が使用していた、23mmオーバーのタイヤが印象的でした。
という情報を踏まえて、僕が山形大会と箱根で使用したのは、
ボディ マクラーレン12C
タイヤ スーパーローハイト30 / R ラジアル30ワイド
ここまでは無難なセットですが、駆動系は迷走しています。
山形大会
練習走行 F ワンウェイ / R ボールデフ
予選から F ギヤデフ / R ボールデフ
箱根大会
練習走行 F ワンウェイ / R ギヤデフ
予選から F/R ボールデフ
毎回、フロントワンウェイの軽い動きに期待して練習走行で使用するものの、安定した走行が出来ずに、予選からセッティングをかえています。
特に箱根大会では、マシンをガラッと変えて、ぶっつけ本番のような状態でしたが、予想以上にセットが決まっていて、安心して走る事が出来ました。
練習走行の時のフロントワンウェイでのマシンは、見ていた庵奈さんに心配されるほどまともに走れていませんでしたが、フロントワンウェイ以上に問題点がありました。
一つ目は、フロントタイヤ。
箱根大会は、路面が予想を超えたハイグリップになり、某エキスパートの方が、
「スーパーローハイトスリックの22.0mm以下でないとまともに走れない。」
とアドバイスしていたのを聞いていたのですが、さすがにそこまでグリップは高くないだろうと22.2mmのタイヤを使ったところ、見事に転倒。
気をつけて走っても、片輪が浮く状態でした。
トリムも合わず、まっすぐも走れない状態だったため、セッティングを完全に外したとあきらめていたのですが、後日マシンメンテをして、驚愕の事実が発覚。
なんと、フロントのドックボーンがない(汗)
どうやら3WDで走っていた模様。
いつのタイミングで壊れたかわかりませんが、これでは走るわけないですよね。
むしろ、故障がなければ、フロントワンウェイの選択を完全に捨てられたのですが、故障が原因だったとなると、ワンチャン試したくなるので困りますね。
という感じで、AWDクラスは、悩みの多いクラスです。
月例レースで試せればいいのですが、AWDクラスは参加人数が少なく、なかなか開催されないので、レース不足の感が否めません。
面白いですが、悩ましいクラスですね。