「MINI-Z EVO レシーバーユニット EX-NEXT MC-8」通信不良改善方法のご案内
『操作感は最高だけど、ノーコンが…』
と発売以来、悩みの種になっている、KOの新型プロポ EX-NEXTのミニッツでの評価。
デカラジでの高評価と、ハイエンドプロポとしてはお買い得なコスパの良さにひかれ、初級者から上級者まで幅広くユーザが増えた、期待のプロポですが、スーパーラジコン秋葉原店をはじめ、ウレタンコースで走行するミニッツがノーコンになる事態になっていました。
スーパーラジコン秋葉原店に近い場所に会社があるKOプロポさんは、社員の方が通いつめ、ユーザーの声を聞いたり、いろいろと対策をしたりと、対策に明け暮れていました。
当初から原因と疑われていたのは、静電気。
静電気とミニッツの戦いは古く、ウレタンコースがミニッツカップで採用された初年度の2005年から、不具合が出ていました。
当時、不具合が出ていたのは、ミニッツ特有のシステムであった、AD基板。
特に、MR015用のAD基板は、走行中に突然走行不能になる、【AD病】と呼ばれる不具合が多発しました。
ファイナルのAメインで、AD病によりリタイヤした有力選手もいたほどです。
この頃から静電気対策として、ウレタンにエレガードを吹くのは恒例行事となりました。
ノーコンのひどかった、スーパーラジコン秋葉原店の路面ですが、一般的なフルコースのサーキットよりも、直線が短くくねくねしているため、1コーナーあたりの車の通過回数が多い影響もあり、とてつもない静電気がたまっていました。
KOさんが持ち込んだ静電気の電圧をはかる装置で測定したところ、僕が見た時で15KVから20KV。
15KVっていうのは、15000V(1KV=1000V)
ってことです。
大盛況となった、NSB19協賛の2021年スーラジラストレースの時は、測定不能になったそうです。
そういったいろいろな環境での不具合を検証し、先日KOから公式な対策方法が発表されました。
一つ目は、モーターコートの取り回し方法について。
モーターのコードが基板の近くにあることにより不具合の原因になている恐れがあるため、取り回しを見直してほしいとの事でした。
なので、EX-NEXTを使用している人は、ミニッツカップのナローマシンのスペシャリストのヤマヤマさんの配線の取り回し、【ヤマヤマ巻き】がすすめという事みたいですね。
※画像はヤマヤマさんのブログより
僕はやったことがないので、興味がある方は画像を参照してください。
ちなみに、KOが推奨する取り回しや、ヤマヤマ巻きのように、配線を後ろに持ってくる場合、基板側の断線の可能性が高くなりますので、ご注意ください。
次は、レシーバーに対策シートを貼る方法です。
こちらは、3M社の「対策シート(RFアブソーブシート)」というもので、対策品としてKOプロポから緑アンテナをレシーバー使用している希望者に配布されています。
詳細は、上で紹介したKOプロポのブログを参照してください。
また、ノーコンの原因となる静電気対策に関しては、京商の方からも過去に、YouTube動画で対策方法が紹介されていますので参考にしてください。
ノーコンの原因として注意するポイントは、
【セッティングウエイトもノーコンの原因となている場合が多い】
ということです。
路面とセッティングウェイトが干渉している場合、そこがノーコンの原因となっている場合が高いですので、ウエイトの貼り方や場所を注意し、場合によっては動画で紹介しているようなシートをウエイトに貼って、ウレタンとの干渉を防ぐことが効果的なようです。
ノーコンさえ出なければ、操作性に関しては非常に好評なEX-NEXTなので、是非是非対策をお試しください!
7PXRや10PXよりもはるかに安価な価格帯で、この性能がゲットできるのは、とても魅力的だともいますので、ノーコン対策のひと手間もありだと思います!