ミニッツのタイヤについて | 麻婆(あさばあ)のラジコンblog

ミニッツのタイヤについて

ミニッツレーサーのセッティングで、いちばん大事なポイントはタイヤです。

 

しかし、ミニッツには沢山の種類のタイヤがありますので、どれを使っていいのか迷うと思います。

 

今回は、そんなタイヤのお話です。

 

 

1.タイヤの硬さ

 

まずミニッツのタイヤには数字の表記があります。

 

ハイグリップ20とかラジアル30とか。

 

この20とか30というのが、タイヤの硬さになります。

 

20から60まで、10刻みでラインナップされています。

 

一番柔らかいのが20で、一番硬いのが60です。

 

一般的なミニッツサーキットの、カーペットやウレタン路面の場合、20,30,40の3種類以外は、あまり使わないと思います。

 

 

 

2.グリップの高さ

 

さて、ここからが本題です。

 

通常、タイヤは柔らかいとグリップが高く、硬いとグリップが低いと言われています。

 

おそらく説明書にも、そのように記載してあると思います。

 

カーペット路面で使用する場合はその通りで、一番柔らかい20度のタイヤが一番グリップが高いのでリヤに使用し、グリップを確保します。

 

ところが!!

 

ミニッツカップでも使用されている、ウレタン路面になると話が変わります。

 

ウレタン路面の場合、グリップの高さが逆になります。

 

20度 グリップ低い

 ↓

30度

 ↓

40度 グリップ高い

 

カーペット路面では一番グリップの高い【20度】の柔らかいタイヤは、ウレタンで使用した場合硬いタイヤよりもグリップが低くなってしまいます。

 

20度のタイヤは、よれてしまってグリップが逃げるのか、ウレタン路面では新品状態でフロントに使用することがあります。

 

フロントにラジアル20を使っていると聞いた時は、

 

『一番グリップの高いタイヤをフロントに使うなんて嘘だ!』

 

なんて思いましたが、事実、ラジアル20をフロントに使ったナロー系のマシンは、フロントのグリップが適度に逃げて、転ばずに走ってました。

 

なのでウレタン路面の場合、リヤタイヤの定番タイヤは【ラジアル20】ではなく、【ラジアル30】となります。

※ラジアル40は使用率が低いです。比較的安定しているラジアル30に比べ、ラジアル40は、セッティングを外す(裏切られる)場合があります。タイヤが硬いので、劣化したときに全くグリップしないとか。

 

最近では、フロントタイヤもラジアル30を使うことが多いため、ミニッツカップを中心に活動している人は、ラジアル30しか買ってない人が多いです。

 

 

 

新品状態のウレタンの場合は、グリップが低いためラジアル20を使ったほうが無難なことがありますが、ある程度使用したウレタン路面であれば、ラジアル30を使うのが無難だと思います。

 

 

 

3.タイヤの種類

 

ミニッツのタイヤには、ラジアルタイヤとスリックタイヤがあります。

 

溝の有る無しだけではなく、ゴムの質も若干違う感じがします。

 

最近はスリックを買ったことがないので、スリックの方はよくわかりませんが、基本的にはラジアル30を買うのが無難だと思います。

 

フロントタイヤには、ポン付けて使えるローハイトスリック30もウレタンにはあっているようです。

 

 

 

 

 

いろいろ難しく書きましたが、結論としては、

 

カーペットコース リヤタイヤに、【ハイグリップ20】か【ラジアル20】

 

ウレタンコース リヤタイヤに【ラジアル30】

 

と、とりあえずリヤタイヤだけ交換すればそれなりに走れるのではないかと思います。