潤一 | ファンタジックに生きてゆけ☆☆

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夢と幻想に生きる小娘あさこの読書日記です☆☆

色々乱読しているので、ジャンル問わずの読後感想メモなのんですが、ファンタジーや、ほかにも絵本やいろんなジャンルの小説、漫画、趣味のネットショッピングなどの感想も載せていく予定です!!!



伊月潤一、26歳。住所も定まらず定職もない、気まぐれで調子のいい男。女たちを魅了してやまない不良。寄る辺ない日常に埋れていた女たちの人生は、潤一に会って、束の間、輝きを取り戻す。だが、潤一は、一人の女のそばには決してとどまらず、ふらりと去っていく。小さな波紋だけを残して…。漂うように生きる潤一と14歳から62歳までの9人の女性。刹那の愛を繊細に描いた連作短篇集。


この人の魅力は軽さと透明感のある文章だと思った。
そして『学園のパーシモン』は、いい意味で軽かった。
だけれど、これは軽すぎて中身がない。と感じてしまう様なお話。つかみ所のない男・潤一を軸に、彼と関わった9人の女性たちの物語が短編で綴られている、つかみ所のないお話。
いろんな女の前に現れて、関係を持っては消えていく男。別に潤一はいい人でもなければ、何か精神的な影響を与えるわけでもないが、女性達は彼との関わりから変化を得る。そして一話一話の短い話は、毎回ちゃんと完結する。濁したりはしない。
もしかしたら、私がこれを理解するには若すぎたのかもしれない。とも、思った。
相変わらず、雰囲気はいいんだけどなぁ。

自己評価★★★

潤一
新潮文庫
著者: 井上荒野
出版社: 新潮社
サイズ: 文庫
ページ数: 244p
発行年月: 2006年12月