身近なものほど放ったらかし |   Hilole Lani

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   糸を紡ぎ、布を編むように一人ひとりが好きな世界を創っていき、
   それぞれの世界が出会いによって重なり、共に経験していくことで
   さらに美しい世界が広がっていきますように☆





とってもズームして撮りました。
もっとキレイな紫色に写るといいんだけど…。



近所の桐の花です。


道からは遠いので
写真撮ろうとすると
なかなか難しい。



毎年この時期に
紫色のキレイな花を咲かせます。


毎年「なんの花だろう?」と
疑問に思っていましたが
特に調べようとせずそのまま
また次の年を迎えていました。



そんななか
2年前、道脇ににょきっと出ている
紫色の花を発見。


細い枝にキレイな紫色の花をつけていました。


「コレコレ!!コレだー!!」と思い写真撮影。


あの木はこの花だったんだ!
勢いがついたのでそのまま検索!!

調べたら桐の花だとわかりました。



長年なんとなく抱えていた謎が解けた瞬間でした。




普段の生活にはとくに差し支えないし、
そのときは「なんだろう?」と思っても
大抵はそのまま。



身近なものほど放ったらかしにしているかもしれません。



「そういえば、こんなこと思ってたっけ」
毎回、そのときになってから気づく。

そして特に何もしない。




身近なものほど…
これは自分に対してが一番大きいかもしれません。



自分の気持ちを放ったらかしにする。



違和感があってもそのままにする。

「なんだろうな~」と思いつつも
目の前の忙しさに精一杯で
立ち止まることができない。



もしかしたら、
立ち止まることが怖いのかもしれません。





ちょっと立ち止まると
ちゃんと見える景色がある。



じっくり確かめることができる。




そしてまた世界が広がっていく。



私たちの世界は身近なところから
簡単に広がっていくのかもしれません。