その美しさに気づけますように |   Hilole Lani

  Hilole Lani

 
   糸を紡ぎ、布を編むように一人ひとりが好きな世界を創っていき、
   それぞれの世界が出会いによって重なり、共に経験していくことで
   さらに美しい世界が広がっていきますように☆




テーマ分けがあってるのか分からなくなってきた…。

でも、「生きること」においてとても大切だと思ったので、これにしました。








【夜と霧】を読みました。




以前から
「読みたいなー」
「読んでおきたいよなー」と思いつつ
 
でも、歴史も背景もほとんど知らないし
生半可な知識で読むのも失礼だよなーと悶々。




それでもやっぱり
そんな絶望の状況下で「記録する」ことを試みた
「その人」に興味が湧いたんです。




詳しくないけど読んでみよう。






順番は違うかもしれないけれど
読むことで深まる知識もある。






読み進めていくと
いろんな感情が錯綜。



体験記の前に長い解説があって
アウシュビッツだけでなく
ほかの主要な収容所の説明もあり
 
それぞれの地で
どんなことが行われていたのかを
知ることができました。





いやもう…恐ろしいことこの上ない。





こんなことが100年も経ってない間に
行われていたのかと…!





人が人として生きられない。



この苦境は異常でしかない。





(詳しい内容は書きません)





読んでいるだけでも辛くなるのに
 
その解説を読んだ後の体験記は
(語弊があるかもしれませんが)
いくぶんか陽気に思えたんです。





絶望のなか、
前向きに生きている姿が浮かびました。


前向きに生きようとしているわけではないんだけど
この状況下では正常な精神でいる姿が
自然と「前向き」に映るんです。




周りにのみ込まれることなく
かといって、
無理やりに希望や期待を語るのでもなく。




普段、ふと思うようなこと…

例えば、

今日の空に美しさを感じたり
 
家族と話したたわいないことを思い出したりすることが



心に平安をもたらすということ。





普段何気なく
通りすぎてしまうことが
とても輝かしく、
どんなに尊いことなのか。






こういうことって変わらない。






きっと当時の収容所から見た空も
美しかったと思うんです。






周りの状況がどんなにひどくても
その美しさに気づける人でありたい。








まだまだ言葉足らずだなぁ。

全然汲み取れてないし、
言葉にできていない。

また時間をおいて読もう。