診断説明
日を改めて10月上旬、晴れて(?)「悪性リンパ腫」ということで診断を受け、今までの呼吸器外科⇒血液内科へと転科となりました。呼吸器外科の先生は、病理診断後も診察を入れてくださり「頑張って」という言葉をくださいました。本当に感謝です。
同日に血液内科で病気の説明を受けました。
私の罹患している病気は「縦隔原発大細胞型B細胞リンパ腫(PMBL)」というのだそうで、悪性リンパ腫の中では比較的珍しい病気だとのこと。
更には、治療法について
・R‐CHOP療法
・DA‐EPOCH療法 ※←こちらを選択しました
の2通りがある、ということ。確定的な治療法はまだ無く、上記のいずれかを選ぶのが基本であるそうです。
R-CHOP療法とDA‐EPOCH療法についての雑感
治療中に様々情報を集めたところ(個人のブログなのであくまで参考に留めてください)
R‐CHOP療法
・ある程度したら通院治療でもいける。
・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)でも使用される治療法。
DA-EPOCH療法
・24時間×4日の持続点滴を行う必要があるので、入院治療を行う必要がある。ベースは2週間入院→1週間退院を6クール。
・「DA」は「Dose Adjusted」のことで、薬量を調節して治療を行う。LV1~LV6まで。マックス2.48倍。
両者の経過観察としては、DA‐EPOCH療法の方がやや良好。
※ちなみに上記は「Progression Free Survival」のグラフで「がんが進行せず安定した状態である期間」を表しています。簡単に言えば再発していませんよ、と医師からも説明を受けました。
ただし、「DA-EPOCH」両方が標準治療になるとまではいかない程の差である。
妊孕性温存について
治療法の説明を受けた後、入院日が決定し、それまでに行ってほしいこととして「精子凍結」を説明されました。
「抗がん剤治療を行えば、生殖機能がダメージを受ける。不妊の可能性もあるので、その前に精子凍結をしておく方が良い」とのことでした。
幸いなことに、大阪府には補助金制度があり、その補助金制度が適応される病院の一覧もあったので、そこから病院を選び精子凍結を行いました。
ただ、患者さんの中には、病状が進行した状態で救急で運ばれて、妊孕性温存のことを聞く間もなく治療開始、となって非常に後悔する方も居るようです。
さらに、地域ごとに補助金の制度の有無や、もっと言えば病院側が説明をしてくれなかった、などということも有るようです。私は本当に病期的に「偶然」知れて、かつ大阪に住んでいた、というだけで、妊孕性温存の現状自体については複雑な想いがあります。
精子凍結の話をしますと、
精子凍結等診察料 ¥41,660で
凍結保存料(1年) ¥122,180
の計 ¥163,840 がかかり、さらに凍結を延長すると保存料が上乗せされる、という形になります。
補助金の額は¥25000です。
ご参考までに。
ちなみに、私は口コミが非常に悪い(「窓口対応に難あり」「待たされすぎる」...etc)病院に行きました。
業務の引継ぎに追われ、その病院の「日曜日も開いている」という点に頼ってかかった結果…非常に後悔しました。やはり口コミはある程度当たるなぁ…と感じた次第です。