息子の幼稚園時代

働く娘さんのために

子育て?

孫育てをなさっていた

おばあちゃんから

よく聞かされた言葉


【育てたように子は育つ】


楽をしたくなったときに

襟を正し

背すじをのばした


肝に銘じて

子育てに取り組んだ

このありがたい言葉は

私の子育ての

支柱になっていた


今振り返って

子供らにかける言葉が

あるならば


厳しい子育てに

ついてきてくれて

ありがとう



ワンオペゆえ

肩に力が入ったのは

否めない


全て自分の責任

問題行動は

私の不徳のいたすところ

こういうことになる


子供に厳しくした分

自分を律して

子をもうけた後は

修道女のような生き様

全ての欲を捨て

子どものために尽くす


子供と一緒に

早寝早起き

共に学び

水泳選手コース

二箇所の送迎を自転車で


文武両道

口で言うのも

自分がするのも簡単


子供にさせるのは大変


素直に

親の言うことを聞く子に

育てるのが一苦労

幼い頃から親に反抗すれば

制御不能の子供になる

迷惑は家庭内では収まらず

学校生活で他のお子さんに及ぶ

授業妨害

学級崩壊

教育を受ける権利は皆にある

授業を妨害していいはずがない

公立離れ

私立の粒ぞろい

余計な出費


最低限の躾をしながらも

指示待ちではなく

自分の意志で

行動できる子供に

育て上げるのは

至難の業


スポーツができて

勉強も手を抜かず

それなりの優しさを兼ね備え


教育は

一大事業


金をふんだんにかけて

エスカレーター式

推薦の裏技を使えば

幾分楽ができる

果たしてそれでいいのでしょうか

社会に出れば

雑多な人の中に

放り込まれる



自分の意志で

頑張るには

どう育てればいいのか



親子の相性もある

反抗期は二人共

凄かった

それは

順調に育った証

自我の芽生え

それと

親に対する信頼感

どんなに嫌な態度をとっても

心が離れない

この親はそういう人間だと

思ってくれてこそ

反抗には

怯まず

娘の

大学時代の門限は9時50分


翌年は

少し譲歩


厳しい子育てに

反発しながらも

ついてきてくれたことに対する

感謝の気持は常に持っている


子育ての難しさは

気が遠くなるほど

先が長いということにある


苦労して

肩で息しながら

やっとこさ育てた子供らが

今後どのような

子育て

自分育てをするのか


私自身も

自己研鑽

自分自身の

成長の手を緩めずに

進歩していきたい


子供らの

子育てを

見守って

できる範囲内で

支えていきたい


それが私の

ささやかな願い