ヘロヘロで

家まであと少し


あれ

前からやってくるのは

おぼろげながら

記憶に残る

青年


挨拶しよう

でも

人違いだったら?


小声

蚊の鳴き声より

さらに小さく


こにゃにゃ〜〜は


こんにちは

大きい声



あれ

豊くん


確か

登校班の

高校生になっても

挨拶してくれていた

豊くんに違いない



スキンヘッドで

腹が出ていたが

絶対

豊くんだ


引っ込み思案の

おばちゃんになって

ごめん(_ _;)