初代尾上辰之助 | 荒井修のブログ

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少し体調壊して入院していましたが、どうにか1週間で外へ出てきました。

入院というと病院の食事が美味しいかどうかという.のがポイントでもあり

入院の食事のおいしい病院ベストテンなどが週刊誌に載っていたりするようだが、そんなことで病院を選ぶ状態でもなく、それまで通っていた病院にそのまま入院するケースが多いのだろう。

そして私の今回入院した病院は上野駅に近い総合病院であるのだが、なにせかぼちゃが出る確率は3日に2度であった。

私はごく若い頃はかぼちゃは嫌いではなく、芋のような感覚で普通に食べていた。

その頃よく遊んでいた歌舞伎役者に初代尾上辰之助こと本名藤間亨がいた。

実はこの人こそが大のかぼちゃ嫌いで、凄いのはまだ誰もふたを開けていない弁当でも「中にかぼちゃが入っているから、俺は食べない」というので、誰かがその弁当の一つを開けると、煮物の中にかぼちゃが入っているので驚かされたことが何度もあった。

ある時私は「かぼちゃのどこが嫌いなのですか?」と聞くと「中と外があんなに色が違うんだぜ、そんな理不尽なものなんか食えるか」とわかったようなわからない返事が返ってきた。

そして私にも「お前もあんなもの絶対食うなよ」と言われてしまった。

だからそれ以来私はかぼちゃを食べないできたのである。

それなのに、おかずの種類の少ない病院の食事でメインの皿か2番目の器いっぱいにかぼちゃが入っていたのでは、ごなんが食べられないのである、そこで、緑の所を食べず、黄色いところだけを食べた、「これなら理不尽じゃないでしょ、亨さん」