今日で実家に帰って
来て3日目の夜になります。

やはり東京というだけ
あって被害という被害は
ほとんどなくいつもと変わら
ない日々が続いています。

ただ違うのは
テレビをつけると
どのチャンネルも
東北関東大震災の
ニュースばかり流れている事。

それを見ると
『あ~やっぱ夢じゃなかったんだな』
と実感します。

俺もつい3日前くらい
前には被災地にいたんだと…

そう思うと休暇と
いわれていても心から
休めない自分がいます。

3月11日
地震発生から約1時間後に緊急出港

翌日の3月12日
横須賀に深夜入港
援助物品搭載

翌朝の3月13日
被災地に向け出港

3月14日の朝
僕が目にしたのは
とんでもない光景だった…

今までに見たことも
ないほどの浮遊物の数。
津波の引き波で
流されたと思われる家屋、
家の屋根が
まるまる流れていた。
もちろん流されて
いたのは家屋だけではなかった
有り得ない物が
流されていて正直唖然とした…

見張り用の双眼鏡で
陸岸を見て更に唖然とした。
これが同じ日本なのかと。

本当に悪い夢を
見ているようだった。

それから毎日、
被災地への支援が始まった。

支援物品輸送。

入浴支援。

離島への安否確認。

そして一番
避けたかった遺体揚収。

そんな毎日の繰り返し…

そして4月1日

一旦、補給物品搭載
隊員の休養の為、再び横須賀入港。

実家に帰省し思った事。

今の現代人は映像
という物になれすぎていて
ニュースなど被災地の映像を
見てもちゃんと伝わって
いないんではないかと…

実際に被災地に
行かなくても映像で
被災地の状況はわかる。

でも実際に行かなきゃ
わからないものがある…


それは臭い。

そして現場に流れる
なんとも言えない空気の重さ…
それらを実際に肌で
感じたらもっとみんな
親身になってくれるんじゃ
ないかと日々考える。

でもそれは無理な話なんだよね。
それが出来ないから
いまいち伝わりきらないんだよな…


本当に被災地の方は
毎日辛い日々を過ごしています。
想像してください。

地震が来たと思った
その数分後に何年も
住んでいた家、街が一瞬に
して津波に流され無くなる…


有り得ないと思うでしょ?

でも実際に今それが
起きているんです。


だからお願いです。


少しでも被災地の方々に
力を元気を希望をどんな形
でもいいから分けてください。

これは一人の海上自衛官
としてではなく一人の
日本国民からのお願いです。

僕もまた6日から
被災地に行って出来る事
を最大限にやるつもりです。