発達障害児の問題行動として

 

すぐキレる 他者への暴言・暴力 視線が合わない

学習内容が定着しない 食やモノへの異常なこだわり 等

 

挙げられるが

これらは 必ずしも「発達障害」の特性とは限らない

 

他に考えられる要素が トラウマ問題である

 

トラウマにも様々な原因はあると思うが 分かりやすいものでいうと

「虐待(マルトリートメントを含む)」である

 

 

トラウマ反応と発達障害特性の類似と非行化

③感情・衝動コントロールの困難さ

 

・些細な注意でキレて 歯止めのかからない暴力を振るったり

 モノを投げたり 壊したりする

 

・一度興奮すると 落ち着くまでにずいぶんと時間がかかる

 

・いくら注意されても 遊びや生活の場面で順番を守ることができない

 

・自分のパターン プラン通りにいかないとどうしてよいか

 わからなくなり すぐにパニックを起こす

 

・頭を壁にぶつける 手をハサミで傷つける リストカットなど

 の自傷行為を繰り返す

        (文部科学省研修教材「児童虐待防止と学校より」)

 

 

 

注意をされて憤慨したり、ルールを守れなかったり

自分の思い通りにいかない時に不機嫌になったり・・・

 

このようなことは多かれ少なかれ 誰しも経験することでしょう

 

けれども その度合いが強くなると 自他共に迷惑や被害を

被ることになる 自他共に困る事態となる

 

そう・・・困っているのは 周りの人間だけではない むしろ本人

 

親も知識が豊富なわけではないので 表面的な行動に戸惑うことでしょう

その水面下に どのようなことが起きているかもわからず

 

けれども これは本当に難しい問題で これにはこうだとう

方程式はない

 

同じ症状でも 元々の(脳の)気質や 環境など 様々な

要因で形成されている人間なので 簡単にすぐアドバイスできるものではない

 

どんなに優れた医師であってもだ

私の知っている 優れていると思える医師は 自身の目でしっかり何日もかけて

行動観察し、その上で必要であれば診断を出している

 

問題行動=すぐに診断 

の前に まずはその子(人)をじっくり観察して その子(人)に

どのような手助けをしてらよいか 考えてほしい

 

その人間の「人権」を守る意味でも