「うん。


ぼくは森の中を歩いていた。散歩してるんです。


すると、2030mくらい先の道の傍に人がしゃがんでいるのを見るんです。



膝を曲げ、お尻は地面につけて。そして、じっと誰かを待っているかのように、静かに、、、。



ぼくはその人に気をひきつけられて、その人の所に歩いて近づくんです。



その人は、身体中蒼い色のペンキを塗りたくっているように見えたんです。



それが気になって仕方ないんです。なぜ、蒼色にしているのか?が知りたくて知りたくて。。




走って目の前まで行ってみると。。




やっぱり衣も髪も身体も爪も全部深く濃い蒼色だった。。



なのに、衣は白で髪は漆黒の黒とわかる。。



顔は年をとっているようにも見えるけど同時に若々しくみえ、身体もか細く痩せて見えたのに、よく見ると筋肉がしっかりしていて肩幅も広い。



衣は、ボロ切れのような布を纏っているだけで、頭には布を巻き付け片方に布端を長く垂らしているんです。




1番不思議だったのは、頭の中からオレンジ色の光が発光していた事。



手の平を太陽に透かしたときのようなオレンジ色みたいに、ボワンとした不思議な光。。



でも、不思議とぼくは驚いたような感じではなく、淡々となぜ、身体中にそんなペンキを塗っているのかを尋ねようとするんです。



「どうして、蒼いペンキを、、、」


と言いかけたら、ぼくの言葉を遮るように喋り出したんです。



「ゆっくり行け!   急ぐな! 大丈夫だから、、、」



ぼくは答えました。


「急いでなんかいないよ。散歩してるだけなんです。それより。なぜ、身体に、、、、」



すると、また遮るように喋りました。



「気を楽に行け!大丈夫だから!」



ぼくは、しつこく尋ねようとした



「なんで、蒼い、、、」



と言いかけるや否や、彼は消えてしまった。目の前で。。。



「消えた、、、、」



ところが、彼が消えるや否や、ぼくは感じとるんです。彼が行った方向を。。



ぼくは追いかけた。

そして、すぐそこにいるというところまで来ると、その蒼い男はまた違う方向に行ってしまう。



そして、3回振り切られて、そこにいる!てところに出ると、、、





そこは、巨大な道が一本あった。。



山々の峰のシルエットが空に浮かんでいるように見えた。



広さを感じる高原地帯のようだった。


雲が下にあるように感じた。



その道はどのくらい広いかというと、車線で言うなら4車線の道が10本並んだぐらい広い幅だった。



右を見ると、真っ直ぐに伸びたその道が点で始まり、左を見るとほぼ真っ直ぐに伸び点となり見えなくなっていた。。




声が聞こえた気がして、再び右を見ると、遠くに人影らしきものが2つ、いや3つ?見えた。



えっ、えっ、2人か?と思った瞬間、2人と間に籠を確認できるほど近づいていた。。



は、速い❗️と思ったら、今度はスローモーションになって、、、





目の前に2人の本当に美しい女性が舞うように大きな籠を2人で持ち運こび通り過ぎて行くのを見ていた。。



彼女達は、地面に足をついていなく、浮いていた。。



そして、鼻歌を2人で歌い、その響きは永遠とぼくの頭の中で響いている。今でさえ、思い出せるメロディ。わかった、これは記憶から消える事はないと。。




彼女達は、眩いくらいの白い肌で、その肌に太陽の光が反射したかのように、ぼくの目は霞みがかかり眩しく目を細めた。。



細めた目で見えたのは、キラキラと輝く黒い瞳とエメラルドグリーンにも見えるガラスのような瞳。羽衣のようにも見えるベールのような薄い布を風になびかせた。その布がヒラヒラする度に空気が光り輝くようにキラキラするのだった。。



我を失いながら、ただ彼女達をぼくの瞳は追いかけていた。。



やがて、道の果ての点と彼女達が重なった。



その瞬間、ぼくは眠りから目覚めたんだ。



朝である事に気づくと、ぼくは、希望とよろこびを感じていて、不思議な気分でベッドから起きた。



耳にはあの調べが離れず、、それは何日も残った。




そんな夢でした。」



ASSA! あなた、、、クリシュナて知っている?」



と占い師の老婦人は語り出した。。




★★★

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ヴィダルサスーンの美容学校~美の道
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