同じメンバーで会議を重ねた場合にみられる奇妙な現象があり、心理学者の名にちなんで「スティンザーの三原
則」と呼ばれます。
A.対立することが多い相手は、向かい合わせに座る。
B.ある意見に対する反論は、その意見の直後に出やすい。
C.議長役のリーダーシップが強すぎると隣席の人との私語が多くなり、弱過ぎると向かい合った人との私語が
多くなる。
※このうちAとBに関しては、対策を立てることで会議を有利に進めることが出来ます。
例えば、他の席が空いているのに自分の正面に座る人は、「何か含むところ」があると考えられますから、相手
の様子に注意します。自分の意見に反論が出そうな時は、賛成意見を出してもらうように根回ししておけばいい
わけです。
会議をする部屋の大きさも話し合いの内容や雰囲気に影響を与えることがあります。
男性だけの会議は大きな部屋で開く方が和やかな雰囲気で快適な会議が出来、女性だけの会議では全く逆の
傾向が出るそうです。
男女混合のグループの場合は、部屋の大きさが違っても何の影響もありません。
(心理学サイトより)
確かに議長役のリーダーシップによって、私語が起きる場所は変わりますね。
会議に限らず対立する相手は対面に座りますし、また取引先に対する営業訪問や、新規取引のアポイント等の
ように、説得をしたり友好的に話を進めたいときは、当然対面に座ることがないように配慮します。
そういうことは根回しでも何でもなく、友好的にありたいと考える相手に対する当然の配慮であり、気配りとも言え
ますよね。