一昨日の晩、江口洋介主演のドラマ「スクール」を見ました音符ニコニコ

今回は民間人から登用され、小学校の改革を進める校長先生役を好演していますが、相も変わらず熱血漢・熱


い男を演じており、これがまた日曜21時の時間帯にピッタリの内容。


そして、江口は大好きな俳優のひとりでもあります。

奇しくもこの4月から、9年ぶりに学習指導要領が改訂され、「脱ゆとり教育」とも言われる今回の改訂では、授業


時間の増加や教科書の25%増、5年生からの英語授業のスタートなど、義務教育の「義務」の部分を再び増やし


ていく方向に方向転換しています。

つまり、ゆとり教育に転じた19年前の教育指導要領の改訂から授業時間の短縮等の「義務部分の削減」が始ま


って、9年前の改訂では学校の完全週休二日制が導入され、あまりにも授業時間がカットされてしまった為に、


「基礎部分は学校で、応用と発展は家庭で」行う教育体系にシフトされてきました。



さすがにここまで学力やモラルの低下が進めば元の形に戻さざるを得ないのでしょうが、逆に相次ぐモンスター


ピアレンツの誕生も、言うなれば国の一方的な義務部分の放棄が原因とも言える訳で「あとは各家庭の裁量で


ご自由に。」と言われれば、義務を果たしていない国に各家庭の範疇でやるべき部分の「内政干渉」をされては


堪らない、という憤りもわからなくはないですよね。



「義務」を果たさずに「権利」を主張してはいけない。これ、教育の基本だしね。



話は戻りますが、つまりこのドラマは非常にタイムリーな内容でもあり、また昔の「金八先生」や「熱中時代」の


ような「熱血先生よ、再び!」のようなムーヴも、ある意味この時期に作りたいのではと思って見ています。



ドラマはやはり少し極端な内容で作られてはいますが、けっして非現実な内容でもなく、そこに泥まみれになっ


て全力で向き合う江口扮する校長先生に非常に好感が持てる内容です。



そして、周囲の諦めにも似た「サラリーマン化」した事なかれ主義の先生方も、少しずつ「自分らしさ」を取り戻し


ていく。



毎回、彼の愛情溢れる子供と真剣に向き合う姿勢に、ジーンときているのは私だけでしょうか?


間違いなく、今シーズンのお勧めドラマのひとつです。もしよかったら見てみてね音譜ニコニコ