9月12日(日)にフランス・ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞の前哨戦に2頭の

日本馬が参戦しました。



ニエル賞(GⅡ・3歳限定)には皐月賞馬のヴィクトワールピサ、フォワ賞(GⅡ・4歳

以上)には宝塚記念馬のナカヤマフェスタが出走し、それぞれ4・2着の成績でした。



あくまで前哨戦であり、凱旋門賞に向けての一叩きということで、それぞれベストの

80~90%程度の仕上がり状態であることを勘案すれば上々のレース内容でした。



古馬である分ナカヤマフェスタの方が落ち着いていた感じで、その分今回はヴィクト

ワールピサより良い結果が出せたのではと思います。



今回のレース内容を見ると、あくまで本番での相手関係にもよりますが、ナカヤマフ

ェスタはこの馬なりに凱旋門賞でも実力を出し切ってくれると思わせてくれる、レース

内容だったと思います。



逆にヴィクトワールは折り合ってはいましたが気性の若さも見え隠れして、また最後

の足の使い所の難しさも感じさせるレース内容でした。



個人的な印象としては切れすぎる分、少しベストより距離が長いのでは・・・と思います。

また、ドリームジャーニーのように長い直線よりも短い直線の方が合うタイプなのかな、

とも思ってます。



それでも太め残りながら、最後の直線入り口で見せた瞬発力は一瞬突き抜けるかと

思わせる所もあったので、本番の凱旋門賞ではヴィクトワールピサの潜在能力と武

豊騎手の「腕」に、是非とも期待してみたいと思います。



悲願の凱旋門賞制覇に向けて頑張れ、ナカヤマフェスタ!!ヴィクトワールピサ!!