AS2 アートを肴に酒を呑む ~AS2 art party~ -8ページ目

AS2 Report 「鎮魂と復興の獅子舞」 by 原 麻由美



去る2016年4月14日熊本県に発生した大地震。
大地の震動は未だ心に活力を要します。

AS2では、被災地益城町にある木山神宮へ、
「復興の祈りをおくる」という想いを胸に
弊団体で培ってきた人と人を結び、
京都の伝統技術を復興の想いに乗せて
”獅子”をお送りさせて頂いたのが4月のことでした。



(動画はその時の様子をAS2メンバー黄文欣により編集したもの)

奉納の舞をAS2並びに有志の方々と現地で執り行わせて頂き、
そして今月10月17日に木山神宮で行われた神嘗祭で
地元有志の方々により獅子舞は継承され
神楽保存会の方々の大人・子供神楽の奉納や
太鼓保存会の方々の勇壮な力強い音と共に
「鎮魂と復興の想い」が降り注がれたと報告頂戴致しました。

なお、AS2からは獅子頭奉納時同行してくれた
サックス奏者の篠田匠之助君が出向いてくれました。
また、祭りの場へAS2メンバー冨田泰伸が醸造しました
七本鎗を奉納させて頂きました。

地元新聞にも大きく掲載されたとのことで
ありがたく心温まるご報告に感謝の気持ちが溢れました。

さらに、ご報告レポート内の、
「祭りのお囃子を絶つことは震災には出来ない」
というのが心に響き、離れません。

素晴らしいことに、木山神宮は時期を同じくして
”益城町指定重要文化財(史跡)”としての指定を受けられたそう。
遠い地での災害に驚きと悲しみを覚え、
同時に力になれることを形にし、
受け入れてくださる地元の方々に出会え、
このような形に結実して続いていくことに感動を覚えます。



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これからも、復興を祈って遠い地より応援していきたいと思います。
アートが社会にできること、と言葉では容易いのですが、
それを結実させて連続性のある形にするという
プログラムになることに文化性を見いだせるのではないか、と
感じずにはいられません。
アートは生活に必ずしも必要なものではないけれど、
何か気持ちや状況が耐えきれないとき、
その見えない力と見える力が融合して
勇気や希望として人の内側に注いでくれる
きっかけのような気がします。

災害が出発点ではありましたが、
希望の湧く出来事に変化しているのは事実であり、
そのような機会をくださった益城町の皆様とは
今後も想いを伝え支えあっていければと思っています。
よろしくお願いいたします。

by 原 麻由美