#20 AS2 Sai×Ogawa.Y -ArtParty- by 原 麻由美
前回レポートExhibitionに引き続き、
Partyレポートをお送りします。
Impact HUB Kyotoの能舞台空間が真っ暗闇になり、
教室空間は明るいパーティ空間になり、
光の凹凸が会場の濃淡として心に揺さぶりをくれたように思います。
トークショーでは2人の対話を引き出したかったので
常時二人の立場を想像してインタビューするわけですが
至らなくも素敵な質問を会場から受けることができ幸いでした。
アート感度というものがあるとするならば、
殊にご自身が作家であればなおのこと、
またはそういった作家の作る作品好きも遠からず、
感覚を信じる気持ちの強弱が近しく通うものが多い。
だから、こういう会場では緊張を無視して
どんどん自分の感じたことや疑問や共感を口から発して欲しいです。
そうするとしないで、開ける世界が確実に変わるから。
あなたが何を考えているのか、
誰も興味がない集会なんて存在しないと信じて。
トークショーはAS2の中でライブだからこその醍醐味がある。
ゲストの息使いを感じて進行できれば最高、至福。
それを感じる感度低く進めればだれるかおしゃべり会の自己満足なものに。
判断基準は、いつも後からついてくるしかない。
追記:
実はこの日もAS2最年少メンバーと舞台のトークショーに向かったのですが
彼は待ち時間に手のひらに火傷を負ってしまいいつもの調子が出ず。
舞台時間が迫る身にはハプニングでしたが、その分記憶への刻まれた深さが計り知れず。
体の痛みは色々に直結します。
実はこの夏、人生でもっとも過酷な夏の日々を送ったのですが
体がそんなに痛いとか、しんどいとか、そういう経験をしてこなかった自分を知りました。
学生の夏合宿のスパルタ時はそれがもっともしんどいと心で決めたはずなのに、
神様は次から次へと経験を私たちに注ぐ。
それは何がため?試練とその後の人生の許容範囲の拡大だとしか思えなかった。
そう信じて乗り切るしかない経験を通して、
私、つらい人に優しくなれるための一皮を剥けた気がしました。
だからつらいときも、私は必ずあなたの味方です。
話がそれてごめんなさい。
by 原 麻由美