先日久々に大腸小腸の検査をして、あらためて思った。


クローン病になってから、もう20年以上経つんだなぁって。


検査の結果は問題なかったけど、今の主治医の先生に

「今は潰瘍も狭窄もなくて大丈夫ですけど、昔はかなり酷かったんですね。潰瘍の跡がたくさん残ってましたよ。」

と言われて、昔の記憶が蘇ってきた。


はじまりは高校1年生の秋頃だったと思う。

なんかお腹が痛いときが多いなぁと思い、母親に相談して近所の内科を受診した。

整腸剤をもらって様子見になったけど、数週間経過しても良くならないので、胃カメラをやることになった。

それでも原因は分からず、また様子見となったが、やっぱり良くならない。

心配になったので、今度は仙台市立病院に行くことにした。


市立病院では採血や便の検査をして、直腸までの簡単な内視鏡をやった記憶がある。

たしか2,3回はなんだかんだと受診して、もしかしたら専門性の高い病気の可能性があると言われ、東北大学病院の紹介を受けた。


このときは、まだ原因が分からないのか…

くらいにしか思っておらず、原因が分かれば治るものだと思っていた。


はじめての大学病院はとにかく待ち時間が長い、という印象だった。

朝早く行って、初診受付をして、待合室に行って、診察を受けるまでに数時間かかったような気がする。

今では当たり前だけど、高校生の私はそれまで大きな病院には縁がなかったので、びっくりしたのを覚えている。


初診ではたしか薬をもらって一旦様子を見ることにしたのだったか、記憶が曖昧だがいきなり検査ではなかったと思う。

その後、様子を見ながら何度か大学病院へ行き、とうとう大腸内視鏡検査をやることになったはずだ。


つづく