芽生えの予感。

温かい体。
胸元の張り。
おなかの奥の鼓動。
うとうと気持ちいい気持ち。
何よりも最高の時間。

あなたとの、
あなたと2人で紡ぐ、
世界。
みんな、気づいて。
不倫する人が、悪いんじゃないんだよ。
結婚という形式が、破綻してるだけなの。

既婚だからといって、
次の恋をしないのは、
思考停止です。

思考停止したい人は、
してもいいです。
恋はいちいち疲れますから。

契約を終わらせて、
自由になりましょう。

人間らしい気持ちを、
大事に持ち続けましょうね。
半年間も無言で。
この間にまあドラマ以上に色々あって、
2人でもう、
何人分の人生を生きたかしら。

健やかな時はもちろん、
病める時も、
お互い寄り添って、
過ごすのね。

この数カ月に起こったこと,

ずっと前から決まってたんだね。

そう考えると全部納得する。

 

出会う前から愛してた。

あなたを愛してることに,出会って知った。

あなたも私を愛してた。

 

もしかしたら私たちは,

体なんてないのかもしれない。

気持ちが強すぎて体を想像してるだけ。

 

そう考えると全部納得する。

気持ちも動きも全部同期してて,

だけど体は別々で。

 

奇跡は起きたし,

これからも起こすし,

そもそもあなた自体が奇跡なのだけど。

 

仕事が終わりますように
体調が戻りますように
元気になりますように

早く、戻っておいで。
仕事が終わりますように
体調が戻りますように
元気になりますように

早く、戻っておいで。

あなたはずっと誰かに求められ,

私もずっとあなたに求められ,

二人ともお休みなどない。

 

動き続けることで安定する私たち。

 

だけど私の夢はね,

あなたとの時間に飽きること。

電話もメールもなくて,

やることもなくなって,

行くところもなくなって,

話すこともなくなって。

 

そうしたら私たちの本当の時間がくるような気がする。

なんのしがらみもない二人の時間。

あなたは私のことをよおく覚えていて,

何気ない一言も,

ふとした表情も,

着きていた服も,

声のトーンまで記憶してる。

 

私も,あなたの声のかんじ,目の強さ,髪のにおい,オーラもよおく覚えていて。

 

お互いがお互いの記憶に自然に染み込んでいく。

体が入れ替わったみたいに,

自然にわかる。

離婚の理由は,学位論文だった。

 

あの人はやっと大学院に入ってくれた。

学位をとるならどこだっていいじゃない,きてと言ってくれてる教員もいるのだから,もうそこでいいじゃんと思ってた。

だけどあの人はお目当てのコースで募集がかかるまでじっと待っていた。

それには少し感動した。

だから応援をした。協力をした。励ました。

 

既婚,子持ちの社会人大学院生は悲惨だ。

仕事をフルにしながら,講義にも出て,学会発表もして,論文も書く。子にも向き合う。

時間がない。

余裕がない。

だけど私は普段通り応援をした。協力をした。励ました。頑張っているからね。

 

余裕がない。

論文のことしか考えられない。

だけど私は普段通り応援をした。協力をした。励ました。誇らしかったからね。

 

論文のことしか考えられない。

他はなくていい。

応援も協力も励ましもなくていい。

 

食事をしていても,子が話していても,

パソコンやスマホから目を離さなくなった。

閉じようねと言っても見続けることもあった。

そこまでして書くものなのかね,論文とは。

周りをそんな気持ちにさせてまで取るものかね,学位とは。

 

だけど私はあの人を信じて,修了するまでだから,強く言うこともなくやりたいようにさせてあげた。

仕事を休んで修了式にも行ったんだ。

指導教員の背中にありがとうって言ってたんだ。

 

製本された論文を読んだ時の衝撃は忘れられないよ。

私はこの3年間,ひたすら自分を殺して支えてたと思ってたけど,そういうわけじゃなかったみたい。

恩着せがましく言うのは嫌いだけど,だけどそれにしてもおかげさまでとか,ありがとうとか,一言でいいからあってもいいと思う。否,あるべき。

 

それが理由。

私達は確かにどこにでも行ける羽根を手にしているけれど,

それはどこにでも行けてしまうことでもある。

 

自由を作るのが簡単すぎて,

いとも簡単に世界を広げてしまう。

 

だけど,

羽根がなくては広げられない。

次は,

羽根がなくても広げられるか。