続エンジン不調
今日の作業・・・・・
朝イチで軽自動車のシャコタン対応燃料パイプを製作
その後はエンジン載せ替え作業の車の続きで
部品が入荷したのですぐに組み付け、エンジン始動
クーラントのエア抜きをして試乗し、問題が無い事を
確認して完成~
で・・・・エンジン始動困難なハチロクの作業を。
フリーダムのリアルタイムモニターで監視してる時に
各センサーの動きがおかしい時があり、フリーダムの
製造元のE&Eシステムの社長様に症状を伝え、
車体に問題があるのか?それともフリーダム本体が
悪いのかヒントを頂き、デスビからの信号不良もしくは
各センサーのアース不良では無いかと・・・・。
丁度、デスビはお客様から交換依頼があり新品に交換。
その際、デスビカプラーの根元の配線が
切れ掛かってるのを発見
ハチロクは古い車なので配線も熱でカチカチに
硬くなってます
この部分は以前にも何台か断線経験があるので
注意深く見てみたらやっぱり!って感じでした。
他にも吸気温センサーや水温センサー・
オルタネーターの配線等もよく断線します
線が硬くなってない部分までエンジンハーネスを剥いて
新品の配線を用意し、ハンダ付け。
カプラーもバラし、古い端子は捨てて新しい端子を
配線に圧着工具でかしめてカプラーに挿入。
これでバッチリとエンジン始動
最初よりは随分マシですが、ここまでやってもまだ
たまにエンジンが掛からない事があります
なので今度はアースを疑ってみる事に
コンピューターに信号を送る各センサーのほとんどは
インテークマニホールド部分に集中してアースされています。
ただ、排気の濃度を感知するO2(オーツー)センサーは
センサー自体がアースになってるので結果、エキマニがアースに
なってます。
他には点火信号を管理しているイグナイター(メーカーによっては
パワトラ(パワートランジスター)とも言う)はこれまたイグナイター
本体がアースになっており、取り付け部のネジでボディアースされてます。
それぞれがしっかりアースされていないと電位差が生じ、
センサーが誤作動する事があるので(これも以前に経験済み)
E&Eの社長様のアドバイスもあり、アースの点検&各カプラー・
アースポイントを外して、接点復活剤たるスプレーを吹きかけ・・・・
磨ける部分はペーパーで磨き・・・・元通りに戻してエンジン始動
今度は一発始動で、しかも何度エンジンのONーOFFを繰り返しても
百発百中でエンジンが掛かるようになりました~
多分、もう大丈夫だと思いますが県外からの作業依頼で
簡単に預かったり出来ないのでもう少し時間を掛けて
経過をみていこうと思います
で・・・ついでにコンピューターの現車合わせセッティングを行うので
空燃比計を装着し、点火時期を合わせて暫定的に燃調を合わせたら
メッチャアイドリングの回転が高くなったのでスロットルの調整を
して吸入空気の量を調整してやらないといけなくなりました
折角、スロットル回りをイジるのであれば・・・・・とスロットル・ファンネル
回りの部品のカーボンを落とすべく奇麗に洗浄
そして4つのスロットルが同調してるかをバキュームバランサーで
測定してバラバラだったので調整
アイドリングの回転を希望の回転になるようにスロットルの
ストッパーを調整し、バッチリなのを確認した後に
スロポジの調整を。
簡単に書いてますが、アイドリングは点火時期や空燃比により
物凄く変化するので、スロットルのストッパーを調整→
空燃比の確認→スロットル開度が変われば空燃比も変わっているので
微調整→ストッパーの微調整・・・・・こんな感じで
ちょっとずつ確認をしながら作業を進めていきます。
あとはフリーダムの各係数の変更・各補正の入力等・・・・
卓上で出来る部分(実走するまでにやっておかないといけない部分)の
入力を行いあとは実走するのみです
ですが、100%始動不良が直ったのを確認してからにしたいので
(何か問題がありセッティングのデータまで変更しないといけなくなると
厄介なので)何日か異常がないのを確認した後にセッティングしたいと
思います