昨日のブログの続きになります。




止まっていた色々なことが動き出してきていた。

でもこれは残っていた。



娘と片割れのこと。




2022年11月に片割れと娘と3人で住んでいた同居を解消した。


ほぼ突然、片割れは居なくなったようなもので、あの時は本当に絶望した。


娘もかなりのショックがあったようで、あれから、片割れの名前は出せないほどだった。


でも何かの話の流れで、「前に住んでいたおうちで」とかの話になっても、絶対に娘は片割れの名前を呼ばなかった。



それどころか片割れに関する話は逸らす。



同居解消してすぐに片割れに対して怒ってる、とは娘の口から聞いていたけど、この怒りは、とても手をつけられないような、触れることのできないものだと私も感じていた。




話さなければ、話さなければ…



でも娘の閉ざした心に入り込むことは難しかった。





それまでは学校を頻繁に休むこともなかったし、頭痛もここまでなかったけど、片割れと離れてから、これらが頻繁に起きた。



頭痛をなくすためにも向き合わなきゃ。



でも次々とくる自分の問題に取り組むのにも精一杯だった。




そして1年以上が経った。


娘の中での片割れは何も変わっていないようだった。



そんな中、昨日は頭痛でまた学校を休んだ。




頭痛の直接的な原因かは分からないけど、片割れとのことが触ることのできない爆弾のように娘の中にあるのは確か。


これがまたいつ、爆発しだすかわからない。


私は腹をくくったように昨日、娘と向き合った。




前回のブログに書いたまでは比較的おだやかだった。



あの後、どんな風にしてまた娘と向き合いはじめたか忘れたけど、すごい荒い口調で、

「おい、おまえよ、いつまでそうやって過去の感情溜め込んでんだよ」とか言って、何を言っても黙りこんでいたところを、咄嗟に目に入ったお茶を頭からぶっかけた。


さすがにびっくりした様子の娘に、さらに、手が出そうになって、でも、それはダメだ、と思って、壁をものすごい勢いで押したら、手首の血管が切れて内出血…。


壁って、かたいんだね。



とか言ってる場合ではない。



もう、なんだか怒りまくって、ものすごい口調のまま、娘の内側と向き合った、というより、ほじくり出したという感じ。



「片割れに対して怒ってるって、さっき出てきたよね?悲しいとも言ってたよね?なんでそんなに悲しいの?家族のように大切な存在だったんでしょ?そんな人が突然いなくなったら悲しいに決まってる。ショックすぎるわ。当然でしょ。悲しかったよね、って、自分で分かってあげなよ。」



と、私もボロボロと涙が出て止まらなかった。

娘も片割れのことではじめてボロボロと泣いた。




続けて、

「片割れは、うちらから離れられてよかった。あんな奴ら。ってしてると思う?そんなわけないじゃん。3人みんな家族と思っていたよ。自分が一番お金を稼いで2人を守って、って思っていたのに、全然幸せにすることができなくて、泣いてるよ。なんて自分はダメなんだろうって自信なくして、自分を責めて、たくさん泣いてるよ。悲しいのはうちらだけじゃないよ。みんな悲しいよ。そうに決まってるじゃん。」




そう言ってまた2人でボロボロと涙を流した。



きっとそうだと思うから。


自分から離れておきながら、毎日毎日、泣いてたんでしょ?



きっとそうだよ。




娘を見たらたくさん泣いてたので、これを存分に感じてほしいと思って、1人にさせた。





数時間後、旦那も話に加わることになって、何ヶ月ぶりかに私は話した。



旦那とは片割れの話をするつもりもなく、旦那の口から片割れの話が出てくるとは一切思っていなかったのだけど、突然出てきた。



珍しく娘が旦那に話したことがあったらしい。



片割れと私と娘と住んでいたとき、ママは私より片割れの方が大事だと思う。



そんな風に感じていたらしい。



そういう不満とか、愛されてないんじゃないか?みたいな思いをぶつけていたのかもしれないね、と旦那。



それを聞いて、思考停止した。


そんな思いをさせてしまったんだ…




そして

「本当は3人で住みたいっぽいから。俺も2人に悪いと思う所たくさんある。親と何か起きてもいつも放置してたし…」




と話を続けたけど、


「そういう話は別にいい。」とそっけなく言って、涙を隠しながら一方的に電話を切った。





娘は旦那と私と3人で住みたいの?

それが本心?

一番の願い?



このことで頭がぐるぐるして、涙が止まらなくなった。


娘が片割れをそんなに拒否しているんだと思ったし、それならまた3人で笑える日がくる、なんてゆうのは絶望だと思ったから。





娘に聞くのは怖かったけど、娘と直接話そうと思った。




思春期真っ只中で素直に話せないだろうし、私も泣きまくって頭がぐちゃぐちゃしていたからLINEで話すことにした。




私が話したいことは、


片割れの方が大事だと思わせてしまったことを謝りたいこと



パパと3人で住みたいのか?



片割れに対する私の思い










恐る恐る話し出すと、やっぱり、前の家に住みたいと言った。



片割れと住んでるときから、そう思ってたのか聞くと、そうではないと。



パパと住みたいかどうかは別にって感じで、あの家が好きなんだ、と言ってることがわかった。




そして、片割れと3人で住んでるときに、

片割れの方が大事みたいに思わせてごめんね。

そんなことはなくて、娘が生まれてからずっと一番大切な存在だよ、ということ。


でも、次に大切な存在は片割れなんだ。


またいつか3人で会えたらと思って今までどんなにツラいことも死ぬほどつらいことも乗り越えてきたんだ。

でも3人で会いたいと思うことは、また娘を傷つけてしまうことかな。




と言ったら、



わたしも会いたいよ






娘がこうやって答えてくれた。


あの、硬く閉ざされた過去の傷、怒りや悲しみを認めてくれて、その先にきたんだ、と思ったら、もう、今日一番泣いた。




たくさん傷つけたのに、そんなふうに言ってくれてありがとう。喜ぶよ。

そして代わりに謝るね、と伝えた。







かなり無理矢理だったけど、最後まで向き合ってくれた娘に感謝。


片割れが戻ってきてくれたら嬉しいけど、何より、娘がここに向き合って、自分の中にこんなにも悲しみがあったこと、ショックがあったこと、片割れの存在に気づくことができて、私の中ではこれがゴールってゆうくらいに、本当に良かったという思いでいっぱいです。






片割れと娘



この2人は名前のつけようがないような関係


そんな風に私には見える



親友とも少し違うような、親子とも違うような、歳の離れた姉妹?


なんだろう

私にはわからない



私の知らない2人だけの時間もいっぱい過ごしてきたから


私が仕事中、2人で公園に行ったり、買い物したり、キャッチボールしたり。


私がひどい肺炎で寝たきりのときは、2人だけで外食に行ったりね、頭のいい片割れだから勉強教えてもらったりね。


私の誕生日プレゼントを2人で選びに行ってくれたりね。



よく2人で湯船も入ってたよね。

どんな会話をしていたのか、私の知らないこともたくさん。




いつか3人でまた笑えるよ。


絶対に。


信じてるよ。





あー、また号泣。