文スト二次創作。嫌な人はBACK。

手裏剣アニメのみ視聴の俄か。

 手裏剣自己解釈。

 手裏剣今期文スト2クール目放送中!{…}


→妄想の吹き溜まり。







左下矢印



左下矢印



左下矢印

車





「…花見、ですか。」

小さくささやかれた声に聴き覚えがあった。 ソプラノの旋律。

振り向けば 彼女は小さく手を振った。

「…お久しぶりです、太宰さん」

探偵社全体での花見。ブルーシートの上には 事務員さんたちが作ってくれたお弁当。皆でつつきながら 懇親会を開いていたのだった。

彼女は 其処へ立っていた。

「おや、ひさしぶりだねぇ げんきだったかい?」

体をひねりながら 素早く姿を確認する。予想道理 目立たない服装の彼女がそこにいた。

記憶とは違う 少し大人びた顔立ち。睫毛は軽く伏せられ 申し訳なさそうに 居にくそうに 体をちぢこませている。

癖は、健在か。あれほど直せと言ったのに。

 

「太宰、知り合いか?」

隣の真面目な国木田君が不服そうに首をかしげる。

うふふ。我知らず笑みをこぼしていたらしい。

「お見かけしたので、つい…。すみません。」

恐縮です、と。

挨拶もいつの間にかうまくなっている。おしえたのは、だれ?私じゃない、誰か?

4月にしてはホロ寒い風が 5分散りの並木を揺らしさざめく。

まるで、この世じゃないみたいだと 息をこぼした。

 酸化するのは きっと今日じゃないだろう。

還元剤があればいいのだと。 相手を還元させるのだからと。

「いいや、別に君が謝ることじゃあないよ。積もり積もる話もあるよね私たちこう見えても結構親密な仲だったのだから。あゝイケない。君は斯う云うの好まないね。御免、でも此れで相子だ。」

我乍ら、押しつけがましくなって仕舞った事は承知している。

其れでも 伝えたいのだ。あゝ、人は一生とは脆いものだと、身に染みている私達だからこそ、其処に求めるのだ。自分たちの道と、理想と、幸福を。

還元を。

寄り添い 与え 同時に奪って呉れる何かを。

 

 






(・・;)太宰さん。唐突に浮かんだ太宰さん。始まりそうで始まらない春。

よく分からないお話。尤も大体いつもそうだけど。

いやぁ…人其々なんですよね、どんなアニメを見ても漫画を見ても。

感想って、一辺倒にはいかないじゃないですか。

それって、面白いじゃないですか。自分とは違う意見、考え方。自分とは違う、他人。色んな人がいて、でも

その色んな人から見たら 私はただの他人で。

寂しいけど、でも だからこそ。

他人を超える。関係性を。 私を私と認識してほしくて。他人じゃないわたしを。

そのために

口がある。脳がある。手がある。足がある。

自分が、ある。

伝えることは、できる。

自分を 伝えることができる。



多様性に富んだ考え方って、そのためなのかな?

まぁ、

だからこそ、人って 意思疎通が大切なんじゃないですかね(;^_^A


話それました。太宰さんでした。黒の時代、今日だ…!