こんばんは。

今日はむびろぐこと、映画感想話。





オッド タクシー イン・ザ・ウッズ(2022)

監督:木下麦








脚本は「セトウツミ」の此元和津也さん。

映画が公開される少し前に

オリジナルアニメシリーズが放送されていて





ほんわか動物アニメの皮を被った

本格ミステリーな仕上がりに(言い方)

当時私はすっかりやられました。



また同時期に配信されていた

Youtubeコンテンツにも

ショートスピンオフとみせかけた

本編にも繋がる伏線がうまいこと張られてて

私的にはハマる要素しかなかった。







で、今回の劇場版はアニメシリーズ総集編と

アニメシリーズ最終話のその後の顛末が

本当に少しだけ描かれています。

(構成比で言えば98%総集編)








なので、話の内容が

ある程度朧げになった今 観たのが

かえって功を奏しました。


「ああ、そうだった、そうだった。」

なんて思い出しながら楽しんで観れました。










タイトルについている

"イン・ザ・ウッズ"は、芥川龍之介の

代表作「藪の中」の英題表記ですね。



「藪の中」といえば、

とある事件について、何人かの証言から事件の全容を浮き彫りにしていくってお話だったはず。


そういう意味では、今回の劇場版は

単なるアニメシリーズの総集編ってだけでなく

「藪の中」のオマージュとしても、よく出来ているなと感じました。










ミステリー好きな方。



アニメシリーズをまずは観てから

しばらく時間を置いて(ここ大事)

この劇場版を観てみるのをおすすめします。













おしまい。