識別眼を育む方法
それは、「気高い」能力であり、そのなかには、他人を批判する能力と同居している残虐性や利己性は一切含まれていません。
そしてそのために、それを所持する人間は、物事を自分に都合のいいようにではなく、正確に、ありのままを見ることができます。
ジェームズ・アレン
(”ABOVE LIFE’S TURMOIL”, James Allen,
『「原因」と「結果」の法則③』
P66〜68,サンマーク出版、
2004年4月10日, 訳 坂本貢一)
![]() | 1,728円 Amazon |
月曜日の担当は、
達成できない現実をチャンスに変える
ライフコーチング&ビジネスコンサルタント
兼、高齢者介護事業ダブルワーカー
萱森 実です。
100年以上前に書かれ、今もなお世界中で
読み続けられている「原因と結果の法則」。
聖書に次ぐ驚異のベストセラーと言われています。
その内容から、実践を通じて学んだことを
章ごとにお伝えいたします。
本日のテーマは、「識別眼を育む方法」です。
識別眼とは、なかなかむつかしい言葉ですね。
アレンは、識別眼の意味を、
「真実と偽りを見分ける気高い能力」
と表現しています。
そして、その眼が向いているのは、
他人ではなく、自分なのです。
しかし、最初に識別眼という言葉を聞いた時、
他人を見分ける眼かと思いました。
100年以上前にアレンさんもそう思われることを嗅ぎ取っていたようで、
「そうではない」ということを同時に言われています。
それが、冒頭の引用文です。
振り返ってみると、
私は客観的に見るときや漏れのないようにチェックすることは
得意だったのですが、
そこには、相手の間違いを見つけて批判して
自分が優位にあろうとする意識が働いていました。
残虐で利己的、、、 ですね。
ふと、昔、高校で習った先生が
「笑いには批判の心が込められている」
と言われていたのを思い出します。
批判的な思考というのは
学ぶときにも、仕事をする上でも
必要になるときがあります。
わざわざ習うこともあるほど。
私は大学時代にディベートをやっていたので、
論理的思考や調査する能力、相手の意見を聞いてすぐに
根拠を持って反論する技術を学びました。
素晴らしい学びであり、私は自ら学ぶ意欲を大いに刺激されました。
しかし、そんなとき、その先生の一言が
ふと思い出されることが何度もありました。
笑いを取ろうとしているときではないのに、
その言葉に反応してしまったのは、
私の根本が、他人に批判的であり、
同時に、
批判的であることに恐れを抱いていたから
でしょう。
ディベートは素晴らしい学びであったのに、
相手を批判したい、相手よりも優位でありたい、
それが私の喜び、という意識を満足させるために
使ってしまっていました。
批判するということで見逃している側面を発見するや、
批判的思考の建設的な側面を盾に、自分を納得させていました。
でも、
でも、ですね、
それがわかっていても、自分を変えることは
容易にはできることではありません。
批判することが喜びである意識は、
いつどんなきっかけで持ったのかはわかりません。
普通に仕事していると、競争も必要だったり、
怒りや悪意に晒されたりすることもあります。
心のたゆみない利用は、それがどんな方向に向けられたものであっても、その方向における心の能力を強化します。
たとえそれが他人を批判する能力であったとしても、人々のアイディアや行いを、持続的に分析・評価することで、確実に強化されることになります。
ジェームズ・アレン
まさに、アレンが言う通りです。
私が成長する過程で、
批判的思考は、仕事の質を上げ、
問題を解決し、関わる人を幸せにしてきました。
でも、
私はこれまで歩んできた道の花々も
踏みつけてしまっていたことでしょう。
自分自身が意識・無意識で抱いている思いと
向き合うことがないと、
それは一体、どうなるのでしょう?
簡単です。
苦悩を、何度も何度も何度も
繰り返します。
そこから抜け出る唯一最高のやり方は、
自分自身の思い、意見、および行いを
持続的に分析・吟味する
でした。
そして、
他人に向けてきた
批判のエネルギーを自分自身に向けることです。
識別眼、とは、
自分の中の真理と偽りを見分ける力なのです。
相手を識別するためではないんですね。
すべては、自分の内側の思いに答えが眠っています。
今日も最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。
萱森 実
原因と結果の法則メソッドコーチ
月曜日担当: 萱森 実(かやもりみのる)
思いの力で望みを豊かさに導く
コーチングセッション
セッションへの想い:
まずは、現状や悩みを丁寧にお聞きすることを大切にしています。
お話の中から、無意識のうちに繰り返してしまっているパターンを明らかにしていきます。
クライアント様の今ある姿に寄り添い、望みを叶えることで最も幸せな成長に向かっていくお手伝いをさせていただきます。
このような方にオススメです:
・経営者、事業を展開している方
・管理職、組織やチームを管理運営している方
・ダブルワークや独立、起業をしたい方
・気づいたら同じ問題を繰り返してしまっている方
・人間関係で悩んでいる方
・高齢者の介護や自立的生活についてお悩みの方
・コーチングに興味のある方
セッション詳細:
・シングルセッション: 90分 15,000円(税込)
・3ヶ月集中セッション: 90分 12,000円(税込)x 3ヶ月 x 月1〜2回
・月極セッション: 90分10,000円(税込)x 6回以上(月1回程度)
*90分以降は15分単位で3,000円。
・都内のホテルラウンジやカフェで寛いだ雰囲気の中、一対一で行います。
・遠方の方はZOOMによるオンライン対応可。
・問い合わせ先: kayamori@globalvortex.co.jp
認定コーチ:萱森 実
GlobalVortex株式会社 代表取締役。
未経験からの高齢者介護施設立ち上げや、中央アジア・コーカサス地域や東南アジアなどの支援事業、大学のPRや東北被災地支援などに携わり、新規事業展開や組織運営、国際会議の開催などに関わりながら常にオンリーワンを重視した事業づくり、関わる人との信頼関係大切にする事業運営を行ってきた。
無意識にある「思い」を変える「原因と結果の法則メソッドコーチング」を用いて、新規事業の立ち上げや事業立て直しを図りたい方にコーチング&コンサルティングを行う。
■原因と結果の法則メソッドコーチングとは?
原題「AS A MAN THINKETH」(ジェームズ・アレン)邦訳「原因と結果の法則」。引き寄せの法則の起源であり、聖書の次に売れているベストセラーです。
自分の心にある思い(原因)が、現実(結果)をつくるという教えであり、この法則に基づき、スピリチュアルコーチ・勝楽喜宇龍が考案した「原因と結果の法則メソッドコーチング講座」を受講したコーチ達による、コーチングです。
いま抱えている悩み(結果)とその結果をつくっている思い(原因)を見つめつつ、最高に素晴らしい未来(結果)を描き直し、思いやエネルギー(原因)を変えていくことに、寄り添い、支援していきます。
■認定コーチ養成講座 第2期開催のご案内
多様な時代。より本質的な変化が求められる時代。ご自身の天職を発見し、あるいは発見していて、さらに仕事を拡大していきたい起業家の方へ。
100年間、聖書の次に売れ続ける、世界的なベストセラー「原因と結果の法則」の叡智。「穏やかで調和する心」を社会に広げるお手伝いをしてくださいませんか。
無料オンライン説明会
毎週水曜日 【開始時間】21:00 〜22:00リアルセミナー
8月31日(土) 15時〜17時
3000円
⇒ 詳細はコチラです
創始者/講師
勝楽喜宇龍(かつらぎうりゅう)
・原因と結果の法則メソッド創始者
・スピリチュアルカウンセラー
・全米NLP協会認定NLPコーチングプラクティショナー
・一般社団法人エグゼクティブコーチング協会コーチ
ぜひ、ご意見・ご感想をお寄せください。
疑問・質問はお気軽にお問合せください。
関連記事