従業員とのトラブルが絶えない人へ
多くの従業員を抱え、これまで一人の従業員も解雇したことのない、ある経営者は、自身の成功をこう説明しています。
「これまで私は、従業員たちとのあいだで、最高に素晴らしい関係を保ち続けてきた。
どうしてかって?
思い当たることはひとつしかない。
私はただ、自分がして欲しいと思うことを彼らにもしてあげる、ということを創業以来ずっと実践してきただけだよ。」
ジェームズ・アレン
("THE PATH OF PROSPERITY", James Allen, 『「原因」と「結果」の法則②』P41〜P45,サンマーク出版, 2004年1月5日, 訳 坂本貢一)
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月曜日の担当は、
達成できない現実をチャンスに変える
ライフコーチング&ビジネスコンサルタント
兼、高齢者介護事業ダブルワーカー
萱森 実です。
仕事をする職場では、原因と結果の法則が
つよく働いているように常々感じています。
仕事において、
達成するために目指す目標や、
そのための期間、
それにかかる人と役割、報酬、環境は明確です。
それらは明確ですが、
人の感情や思いが不明確で見えにくく、
関わる人同士の思いと現実が絡み合うので
原因と結果の法則が
より色濃く出ているような気がしています。
今回のテーマは、職場でのトラブルとして
ある雇い主が
どんどん従業員に去られていってしまうことが
題材に取り上げられていました。
その雇い主は、給料を上げても、
労働環境を改善しても、
状況は一向に改善されなかったようです。
アレンさんは諭すように言います。
どうしてなのでしょう。
トラブルの原因が、従業員たちの中にあるのではないからです。
それは、あなたのなかにあるのです。
雇い主が自分自身の中に
欠点を探し出すことに努めたならば、
問題の原因が明らかになります。
それらの原因は、
身勝手な願望、疑い深さ、不親切
かもしれません。
私が経験してきた職場も、
どこの職場とも同じように
いくつものトラブルが起きてきました。
管理職になった時は、
トラブル対応が自分の仕事なのかと思うほど
トラブルが発生するのは普通だったような
気がします。
今回のテーマのように、
従業員ということだけではなく、
自分自身の思いによって
自分の部下だけではなく、
お客様や上司、他部署、組織の上層部、
外部の協力会社や行政窓口など
人が介在するあらゆる場面に
影響を与えていることを実感しました。
その実感していることを
原因と結果の法則で見ていくと
自分の成長だけでなく
目に見えて現実を変えていけると知ったため、
少しでも伝えていくカタチにしたいと思って
います。
そのため、毎月第1土曜日にセミナーを開催してみることにしました
2019年 7月6日(土) 14:00〜16:00
(ありがたいことに、定員まで残りあと1名です!)
まだ、どんな内容になるかはっきりしないところですが、心の中がワクワクと不安でごちゃ混ぜになっているので、
「ちゃんと挑戦できているな」 と
それ自体に喜びがあります。
先ほどの、
従業員に去られてしまった雇い主のようなことが、私がいた職場でも起きました。
当時の私の上司はとても勢いのある人で、
旧来からある事業を刷新する形で担当した際、
関係する人たち全員と面談をしました。
その上司は、長年、心遣いを勉強してきたうえ、事業も成功してきた人でした。
そのため、誠意を持って一人一人と対応しようとしました。
職員やパートさんを入れて全員で30人ほどだったでしょうか。
私は面接の誘導係だったので
何が話されたかわかりませんが、
数日にわたり全員の面接が終了した時に、
わずかな職員を除いて、
パートさんが全員退職したいと言い出してきました。
その事業は多くのパートさんに協力いただいて成り立つ事業だったので、深刻な事態でした。
賃金も安い方だったので、すぐに採用することなんて到底ムリでした。
その時の上司は、
「みんな誤解している」と狼狽しながら言っていました。
私はその様子を見て、パートさんの話も聞いて、
上司の心の中にある、トラブルの原因を感じました。
あなたの態度や言葉には表れていないかもしれませんが、たとえそうであっても、その毒素をあなたが接触する人たちの心に休みなく送り込んでいるのです。
ジェームズ・アレン
その事態に陥った時、
なんででしょう
私はつい口走ってしまいました。
「おぉぉぉぉぉ! 面白くなってきたぞ!
ピンチはチャンスだ!」
当時の私の部下は、私の様子を見て、
「・・・?
(トラブルの原因はまたこの人か)」
という顔をしていました。
その時、私にはそれぞれの原因と結果が
見えるようでした。
上司が心に抱えた傲慢さ、身勝手さ、そして恐れ
現場の職員やパートさんたちの不安と恐れ
その時から私と部下は、
パートさんたちが働く現場に毎日通い、
朝早くから夜遅くまで、
一緒に汗を流しながら仕事をやらせてもらいました。
ただ一緒に働いて、
共感すること、感謝することを
大事にしました。
そうしているうちに組織も動きました。
そして、結果として、
パートさんたちの半分以上は残ってくれることになりました
チャンスにまではできなかったかもしれませんが、
ピンチを乗り越えることができたと思います。
人と人が集まる所には、
それぞれの原因と結果の法則が絡み合っています。
同じ方向に向かって走りながら、
狭苦しい感じでお互いの原因をぶつけ合うと、
当然の帰結としてややこしいことが起こります。
でも、そんな中でも、
誰かが
自分自身の心のうちを変えて、
真の優しさを持って接することで、
全体の動きが変わっていくのです。
あなたの従業員たちに、真の優しさをもって接することです。彼らの幸せと喜びに、おおきな関心を注ぐことです。あなたが彼らの立場にいた時にやりたくなかったことを、彼らにやらせたりはしないことです。
ジェームズ・アレン
一日の大半、週の大半、
月の大半、年の大半、
人生の大半
を占める仕事の時間。
この時間を、心も体も生き生きと楽しいものにして、成長できる時になるといいですね。
本日も最後までお読みいただきまして、
どうもありがとうございました。
今日も素晴らしい一日になることを
祈っています。
萱森 実
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