『あなたもまた、心に強く抱きつづけるビジョンを、たとえそれが美しいものであっても、そうでなくても、いつしか現実化することになります。なぜならば、あなたは自分が密かにもっとも愛しているものへと、つねに引き寄せられることになるからです。』
("As a Man Thinketh", James Allen, 『「原因」と「結果」の法則』P74~P74,サンマーク出版, 2003年4月25日, 訳 坂本貢一)
今回は、
原因と結果の法則メソッドコーチ
萱森実です。
人は一人一人特別な夢をもち、その実現に向かって頑張っています。
この章を読み、ブログを書くにあたり、自分の中にブレーキがかかるのを感じました。
強いブレーキなほど、自分では気づいていないように思います。
私の場合、嫌な感情というよりも、なんとなく取り掛からない状態が続きました。
それが実は、巧妙に仕掛けられた罠のように、自分がやりたいことに専念しないようブレーキがかかっていたのです。
10代の頃から、海外に出ることばかり考えていました。
何がやりたいということではなく、海外を旅するという生活に憧れを抱いていたのです。
大学を卒業して就いた仕事が、幸運なことに、国内最大のNPOで、東南アジアや中央アジア、コーカサス地域などを支援する仕事でした。
周りは、博士学位のうえに経験も豊富な人達ばかりで、人種も様々。
学卒出の経験も専門知識もない私でしたが、いい事業を実施するには、専門家だけではなく、どんな仕事でも積極的かつ創意工夫をもって事に当たることの必要性を学ぶことができました。
しかし、私には何がしたいのかが、明確にはなってきませんでした。
環境問題に取り組みたいといっても、問題意識が大きいばかりで、なんの具体化もできなかったのです。
同時に、机上の空論ではなく、現場に入ってしっかりと仕事が出来るようにならないといけない、と常々思っていました。
しかし、何をしていいか分からない、分からない、分からない、、、
目の前にきた仕事に全力を尽くし、誰もがなし得なかった結果を出すことを目指すばかりの日々が何年も続きました。
20代の頃、追いかけていた夢は、10年後くらいには叶っているだろうな、と漠然とした期待がありました。
しかし、それは20年経っても、叶う気配はありませんでした。
将来の成功をイメージして、目の前にやってくることから逃げることなく、精一杯やってきたつもりでした。
仕事でも求められる以上の結果を出してきました。
しかし、夢はひとつも叶う気配がありませんでした。
そんな時、原因と結果の法則を学ぶことで気づかされ、認めざるを得なかったのは、
「私は夢に向かって一歩も前進してこなかった」
ということでした。
毎日24時を超えて仕事をしても、
50連勤をこなしても、
本当に私が叶えたい夢と違う道を歩んでいたのです。
「夢」を見る「人」と書いて、
「儚い」とは私のことでした。
人は、「夢ではなく計画にすればいい」と言いますが、私の場合、根本的なところに問題がありました。
「原因と結果の法則」に基づいて自分を見直すクセができると、すぐに分かりました。
「原因と結果の法則」によれば、
現状に発生することは、すべて私の望みが叶っている状態です。
なので、私がすべてを引き寄せています。
「夢がいつまでも叶わない」
つまり、
⇒⇒⇒「私は夢が叶わないことを願っている」
ということだったのです💧
私は、夢を見てることだけで、夢に向かって頑張っているというポーズをするだけで、満足感を得てしまっていました😓💦💦
叶わないことで得られる満足感
叶ってしまうことで困ること
こんな問いを自分に立てて、
さらに自分と向き合っていくと、
湧き出してくる感情に呆れるばかり🤦♂️
夢への取り組みは、
他のことなら何ともないようなことも、
大きな壁に見えてなりません。
それでも、喜びを感じて祈りながら
ひとつひとつ取り組んだことで、
それまで問題だったことが自然と解決されていきました。
夢の達成も諦めることも、
決めているのは自分自身です。
夢の達成を決めると、
自分が動くよりも先に、周りが動いて引き寄せられてきます。
そんなことを考えてたら、ポルトガルとアゼルバイジャンの友人達からいきなり連絡が入りました。
「夢の達成を決断すること」
私にとってそれは、
わりと静かに
そこに行くことが
体の動きから当たり前な状態になります
日々の細かなことのすべてに、
関わる人のすべてに、
夢の達成はつながっています。
あらゆることに喜びを感じて、
緩やかに受け入れて、幸せを願っていると
何十年も脇に追いやってきたワクワクが
戻ってきてくれました😃
『彼が話すと、見よ!
いくつもの人生が変化します。
彼の一言一句が多くの人々に影響を与え、彼らの成長を促しています。
いまや彼は、太陽のようです。彼の周囲を、無数の運命が回っています。
いまや彼は、不変の輝かしい中心となっています。
彼は、若者のときに抱いたビジョンを現実のものとしました。
いまや彼は、理想とひとつになったのです。』
ジェームズ・アレン