【映画】松本人志監督「さや侍」感想(ネタバレなし) | おもしろサッカーSEO対策!

【映画】松本人志監督「さや侍」感想(ネタバレなし)


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★松本人志監督の映画「さや侍」を観ました。感想をネタバレなしで書きます。


■さや侍 公式サイト

■シネマトゥデイ 『さや侍』松本人志監督



まず事前に考えていた事は、主演が、「働くおっさん人形」「働くおっさん劇場」に出演した素人のおっさんで、中でもダントツで面白かった野見さんが主演だという事です。
それとストーリーの「母を失い心を病んだ若君を、30日の間に笑わせれば無罪という“30日の業”に処され、たった一人の娘と共に奮闘する」というのを知って「野見さんがいろんな事をやらされて、さぞかし面白い場面があるだろう、」と想像しました。
さらに「“30日の業”でだんだんと面白くなっていき、最後に子供が笑ってEND」と、勝手に結末も予想しました。
・・・しかし、その安易な予想は見事に裏切られました。
「松本人志監督」と言う事、そして「大日本人、しんぼるの内容」、さらには「野見さんが主演」ということから、まずだれもが「ギャグが満載のお笑い映画」だと予想されると思いますが、終わってみれば「ちょいと泣けて笑いもある映画」という感じになりました。

「30日の業」についてですが、ストーリー上、最初は野見が一人で考えてやるが全然つまらない、そのうち見張り役、娘も一緒に考えて協力するが笑わせられず、最後まで行く、という設定ですのであまりおもしろくないのは意図してそうなっているのだと思います。ただ、自分としてはそこでの笑いに期待してしまったので、「この部分でもう少し笑わせてほしかった」というのはあります。
注目は娘のつっこみです。笑わそうとしてすべって落ち込む野見に対するコメントが笑えます。
「30日の業」のネタですが、ネタバレしているものは「腹踊り」「うどん鼻すすり」「人間大砲」「人間花火」「魚拓ならぬ人拓」「ヘビを結ぶ」「大タコと格闘」「ふすまいっぱい倒して、向こう側の男の子にカステラ渡す」「馬乗り」・・・でしょうか。
これらのネタがテンポよくどんどん出てくるので、飽きませんでした。
そしてここでの注目は、殿様と家臣のやりとり。家臣に対して殿様が「ええっ!?」という表情やしぐさをする所。個人的にはここが一番笑えました。

ラストは、個人的に予想外の連続でした。野見の行動、そして「意外な方」の出演(竹原ピストルさん)。知っている方でしたが松本監督がファンだったとは意外でした。

全体を通して、娘の言葉、行動に泣かされましたね。そして細かく入ってくる笑い。そういった意味では、エンターテイメントとして楽しめる作品になっていると思います。


採点:★★★★★★6/10

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