フットサル日本代表、ロシアに負けW杯予選敗退(感想など) | おもしろサッカーSEO対策!

フットサル日本代表、ロシアに負けW杯予選敗退(感想など)

【フットサルW杯/1次リーグA組】


フットサル日本代表 1-9 フットサルロシア代表




フットサルのワールドカップ・日本代表は8日、予選グループ突破をかけてロシアと対戦。

日本はスタメンにFリーグ「バルドラール浦安」のメンバーを揃えた“浦安セット”で試合に臨みました。

「コンビネーションに慣れたメンバーで失点を防ぎつつ様子を見る」という最善の策をとりましたが、早々とロシアに先制点を許してしまいます。

ここから日本は海外組の小暮やスピードのある金山、今大会好調の小曾戸などを入れるもう一つのセットで得点を狙いに行きますが、逆に得点を取られてしまい0-3で試合終了。

勝つためには得点を取りに行かなければならない日本は後半開始直後から、フィールドプレーヤーである比嘉リカルドをGKとして投入する“パワープレイ”を実施しますが、逆にロシアにカウンターを食らってしまい得点されます。

そこから日本は「パワープレイ⇒ボールを奪われる⇒カウンター⇒失点」の図式でロシアに得点を重ねられ意気消沈。もはや「勝敗よりも1点取る事」が目的となった日本は金山がダイレクトでゴール上に突き刺さるシュートを決め“意地の1点”を取りますがこの1点しか取る事ができずに試合終了しました。





【感想】

■ロシア

戦前は「日本の勝利の可能性もある」と思われていましたが、ロシアは想像以上に強いチームでした。ボールコントロールが正確で力強く、そしてスピードがある。そして選手同士が連携して動き、ダイレクトパス、ダイレクトシュートを織り交ぜる。ボールタッチがシンプルででかつ正確なので、無駄な動きがありません。さらには止まった状態から急に動き出したり、動きながらのダイレクトプレーと、動きに緩急があります。




■日本

「レベルが違う」と言ってしまえばそれまでですが、日本にはそれがありませんでした。まず、全員が動いておらず、ボールを持った選手の「パスの出しどころが無い」状態が何度もありました。また連携が上手く行っていない点と、ロシア選手がきっちりパスコースを塞いでいる為にダイレクトプレーが無く、相手を全く崩せませんでした。

よって日本は小曾戸、小暮の個人技に足らざるを得ませんでしたが、ゴールは奪えませんでした。得点を奪えたのは日本のパターンのひとつである「ゴール前にシュート性のボールに金山がダイレクトで合わせる」というパターンでした。このプレーがもっと出せていればもう少し得点できていたのでは・・?と思います。




日本はブラジルの1-12で大敗したものの、ソロモン諸島に7-2、キューバに4-1と連勝し調子を上げていましたが、今大会優勝候補にも挙げられているロシアとは実力差があり、完敗という結果に終わりました。

日本はまだまだ世界においては下のレベルです。この経験を今後に繋げて貰えればと思います。

また、いろいろと意見も言いましたが、日本はその実力の中で「勝てる相手きはきっちり勝利」し、素晴らしい戦いを見せてくれたことも付け加えておきます。


[白石ニョツキー/ツカサネット新聞 掲載記事(一部)]