“30分の夢”キリンカップ日本× コートジボワール | おもしろサッカーSEO対策!

“30分の夢”キリンカップ日本× コートジボワール

5月24日(土) キリンカップサッカー2008




日本代表 1 - 0 コートジボワール代表 (19:21/豊田ス/40,710人)

得点者:21' 玉田圭司(日本)

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キリンカップ、日本× コートジボワール・・・前回のバーレーン戦でのひどい試合を払拭し、

W杯予選を勝ち抜く為に岡田監督はチームをさらに作り変えた。そして、その成果は試合開始序盤から現れた。

日本はよく動いた。FWが高い位置からプレスをかけ、中盤も守備もきっちり守った。

そしてパスをダイレクトでつなぐよう意識し、コンパクトで早いパスを繋いでみせた。

早く動き、早く判断し、ダイレクトパスをした。いや、できた。

以前からの課題であり、前オシム監督が言ってきていたものに近いサッカーが実現できた。

そして、形だけではなく、長谷部の見事なクロスから玉田がゴールし、そして勝利という、結果まで見せた。

だが、前半の終盤から試合終了までは足が止まり、以前の日本に戻ってしまった。

まるで魔法がとけたかのよう、もしくは夢から覚めたかのように、以前の「走れない」「ミスが多い」日本に戻ってしまった。

いや、今回は批判をしたいのではない。

例え30分でも20分でも、素晴らしい内容の、目指す動きができた事に対して賞賛したい。

「やればできる」ということが照明されたのだから。

これだけで十分今後が期待できるし、日本は一段階強くなったと言える。十分だ。

さらには収穫もあった。

新たに代表に加わった長友だ。

縦への早い上がりとその闘争心は日本代表には必要なもので、戦力として頼もしい存在であった。

特に、遠藤らが相手ゴール前でもたついてシュートできなかった時に、そのこぼれ球を強烈なミドルシュートを放った。

会場・全国のサポーターの「シュート打てよ!」「シュートで終われ!」という気持ちを代弁したようなそのシュートは、現在の日本の状況を打開しうるものとなるだろう。この闘争心は日本には少ないものなので、今後も代表に入り続けてもらいたい。




あえて苦言をいうならば、足が止まった時点で動ける選手を入れてほしかったことと、ミスが多すぎたこと。

今野はかなり調子が悪かったと思う。使い続けたのは「キリンカップ」だった為、試合中で立ち直って欲しかったからだと推測する。

あと欲を言えば得点後、決定機がほとんど無かった事。




逆に言えば、コートジボワールが何度かあったチャンスをものにできなかったのが敗因。

個々のレベルはもちろん高かったが、いいFWがいなかった。




日本は、前半にできたサッカーをできるだけ長くやってもらいたい。

フルでなくても、ある程度長い時間あのサッカーができれば、W杯予選突破は確実にできると思う。




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参考:J'sGoal日本代表



[オーマイニュース掲載記事]