U-23日本代表の「お寒い」試合[観戦レポート] | おもしろサッカーSEO対策!

U-23日本代表の「お寒い」試合[観戦レポート]



3月27日に国際親善試合、U-23日本代表対アンゴラ戦が東京・国立競技場で行われ、観戦してきた。今回、平山が落選し、新たに豊田が加わったU-23日本代表。関心は薄いのでは、と思ったのだが、やはりスタンドはガラガラだった。



 試合開始から前半終了までは、本当に退屈で、つまらない試合展開。どちらもリスクをまったく冒さず、だらだらとボールを回すだけ。日本の攻撃は左サイドが縦への突破をし、クロスボールを上げるのみ。同じパターン・同じタイミングでけるから、アンゴラDFに簡単にブロックされてしまう。



 クロスが上がっても精度に欠け、スピードももうひとつなので身長の高いアンゴラDFは簡単にクリアできる。特に組織的な守りやハードなマークをしていないアンゴラDFをまったく攻め込めなかった。



 後半に入り、監督の指導のせいか、だんだんと動きが良くなってきた。そして後半8分、豊田がダイレクトでシュートし、ゴール。それまで退屈な試合で、ためいきばかり出ていた国立に、やっと歓声が上がった。



 その後もだんだんとスペースに走りこみ、スペースを使うようになり、攻撃のパターンも増えてくる。クロスをヘディングでクリアされれば低いボールのクロスを上げ、コーナーでもクリアされれば、ショートコーナーを使う。しかし、ディフェンスにはスキがあり、ゴール前にフリーで走りこまれた後半31分、アンゴラFW・ジャンジがゴール。試合終了間際、ようやく本調子になり、シュートも増えてきたが決められず、引き分けで試合終了。



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 観衆は1万2718人。試合開始後もスタンドは埋まることなくガラガラの状態だった。気温もだんだんと低くなり、風も吹いてきて肌寒く、試合内容も気候も寒いものとなった。観客も退屈だったようで、おしゃべりしたり、食事したりなど、あまり熱心に観戦している様子はなかった。

 

 アンゴラはA代表だったので、で一部報道では「A代表相手に引き分け、よくやった」などという論調も見られたが、とんでもないことだ。



 アンゴラの選手はドリブルが大きく簡単にカットされてしまうし、守備はただクリアするだけ。攻撃に至ってはボールを持ってからどう攻めるかを考え、揚げ句の果てに強引にドリブル突破しようとしてカットされるか、良くて精度の低いロングシュートを打つだけ。



 わずかな可能性を見いだすことができたものの、かなり内容の悪い試合だった。
前日のA代表の試合
と合わせて考えると、日本はかなり弱いチームになってきたのではないだろうか。




「あちゃ~・・。こりゃ~もっとあかんわ。。。」





[白石ニョッキー/オーマイニュース掲載記事]