【サッカー豆知識】“中東の笛”クゥエート王子が試合を止める!
サッカーでも、過去にクウェートの試合で驚きの判定がありました。
北京五輪男子アジア予選で、中東がらみの試合で騒動が起きています。
クウェート-韓国ではヨルダンの審判員が笛を吹き、完全なシュートがオーバーステップなどの反則を取られ、退場者が相次いだり、日本でも
クウェート戦で中立の欧州から招いたドイツの審判員を要望したが、クウェートの王族が事実上支配するアジア連盟がこれを却下、というように、クウェートびいきの判定が起こり、その後なんとか、国際ハンドボール連盟が再試合を認めると、アジアハンドボール連盟は強く反発してスポーツ仲裁裁判所に提訴、韓国と日本に対しても「再試合に参加すれば除名する」と脅迫する始末です。
この騒動を聞いた時に思い出したのが、1982年ワールドカップスペイン大会で起きた“中東の笛”です。
1982年ワールドカップスペイン大会・1次リーグ、クウェート対フランスで、1-3とフランスがリードしている状況でプラティニのパスをアラン・ジレスがゴールしました。
しかしここでクウェートが「笛が鳴ったのでプレーを止めた」と抗議しました。(観客が笛を吹いたと思われる)
そすると、ロイヤルボックスで観戦していたクウェートのファハド王子がグラウンドに入ってきて、選手達を引き揚げさせようとして大騒動。
そしてなんと、ストパール主審は「不測の事態による、試合中断」として、ゴールを取り消し、試合を再開させたのでした。
クウェートの王族は本当にスポーツを無理やり支配しようとしていますね。おそらくスポーツに対する考え方が違うのではないでしょうか。
たぶん芸能界なんかの感覚で、お金とコネで解決できると思っているのではないでしょうか。
[オーマイニュース掲載]
参考;2007.12.18 産経ニュースhttp://sankei.jp.msn.com/sports/other/071218/oth0712182142007-n1.htm
参考:ワールドサッカーマガジン NO.130