クラブW杯決勝の感想!(ボカ) | おもしろサッカーSEO対策!

クラブW杯決勝の感想!(ボカ)

「TOYOTA プレゼンツ FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2007」決勝、

ヨーロッパ王者のACミラン対南米王者のボカ・ジュニオルズの決勝は、4-2でACミランが勝ち、クラブ世界一となりました。



ボケンセ(“BOQUENSE”=ボカのサポーター)」の視点から観た感想として、お伝えしようと思います。




まず、得点は4-2での負けという結果でしたが、スコアの印象ほど、ボカがそんなに悪かった訳ではありません。おそらく他のニュースや一般のサッカーファンの記事では、「ACミラン強い!」「カカ上手い!」とかいう記事で、ボカの分析などほとんどないでしょうから、ボケンセの私が書きます。




私はボカの準決勝をスタジアムで観戦したのですが、1-0で勝利したものの、かなり悪い印象でした。言い換えれば「実力を出していない」という状態でしたが、この決勝では十分に実力を出していたと思います。


【攻撃面】

この試合、それまでMFのバネガとバダグリアを並列に使っていましたが、バネガを攻撃的に、バダグリアを守備的に、つまり縦に配置してきました。そして、それぞれの仕事をきっちりこなしていました。

バネガにボールを集め、バネガがボールを受けると一旦溜めてから左右にボールを配給するという、リケルメのやっていた動きをやっていました。ただそれでもパレルモまでなかなかボールが行かずに、さらに前でプレーするよう、ルッソ監督から指示が出ていたようです。バネガはその巧みなボール捌きを存分に見せたと思います。

パラシオもスピードの緩急を使った縦への突破を見せ、得点も決めました。

縦への突破力では、贔屓目なしにカカにもひけをとらないと思います。

また、右サイドバックのイバラも、効果的な攻撃を見せました。準決勝では再三放ちながらも大きく外れていたミドルシュートですが、今回はポストに当たる素晴らしいシュートを放ちました。あえて「たら・れば」を言うと、あれが入っていたらあの時点で2-2でした。そうなってたらまた試合展開が変わっていたかもしれません。


【守備】

ミランの、特にカカの攻撃を防ぐために、DFはシュートコース、スペースを空けない事を優先に守備していたように見えました。

特にDFパレッタの読みがよく当たり、ことごとくシュートコースに身体を入れ、攻撃を防いでいました。

ただ、今シーズンの弱点であるプレスの遅さ、甘さに加えて、後半に入り疲労とカウンターを疲れた事により、人数が足りなくまたスペースも空いてしまい。カカに突破されて崩されてしまった事が4失点の理由だと思われます。前半はカカに3、4人つき、しかもスペースを空けていなかったのですが、後半は2対2というように人数が少なくなり、またスペースも空けてしまいました。


という訳で、試合に関しては総合力でACミランに負けてしましました。

ACミランは強かったと思います。敗戦に関しては仕方ありません。

切り替えて今後の事を話しますと、今後はリケルメが入ります。来年のリベルタドーレスを優勝し、また日本に来てくれると信じています。[オーマイニュース掲載]