ブログを見にきてくださって
ありがとうございます✨
私は幼い頃
両親の激しい夫婦喧嘩を見たくなくて
ほぼ
祖父母の家で過ごしていました。
祖父母のほうが
父母より過ごした時間が長いと思います。
祖母の話は
ちょくちょくブログにも
書かせてもらっているのですが
https://ameblo.jp/arysasikkire57/entry-12633116103.html
祖父の話は
書いてなかったなと 思い
書こうと思います✨
(※祖父母とも存命です✨)
時は遡りまして
私がこども時代になります。
あの頃は
いつも
祖父母と
こたつに入って
色々な話をしていました。
そこで
突然
祖父が
『じいちゃんは
黒山大学出てるからのう。』
と話し始めました。
祖母は
〝またじいちゃんは…〟と呆れたような
顔をしていました。
『すごいじいちゃん!
大学って頭ええところやろ??』と
私が食いつくと
『ははは』と
笑って会話がおわる…
ここまで
一連の流れ会話みたいなものでした。
そして
時はすすみ
私が高校受験を
控えたある夏の日のこと
進路のこと
受験についての心構えなどを
祖父に聞いてみようと
祖父に話しかけました。
『じいちゃん
じいちゃん。
私もうすぐ受験するんや。
どんな気持ちでおったらええ??
大学行ってたんだったら
高校受験と大学受験両方経験したんやろ?』
祖父は
とたんに目が泳ぎ始めました。
え??
なに!?
私が戸惑っていると
隣でウトウトしていた祖母が
『じいちゃん!
あんなウソばっかり
言うてたからやで!
○○に謝り!!』と
すごい剣幕で
叱り始めました。
たぶん祖母は
中学受験を控えて
ピリピリしていた孫(私)を
気遣ってくれたのだと思います。
祖母に叱られて
祖父は
申し訳なさそうに
『あんなぁ…
〝黒山大学〟っていうんはなぁ…
じいちゃんと友だち三人で作ったもんでな
黒山(祖父たちが名付けた山)で
鳥を捕まえたり
鹿を追いかけまわしたり
小屋作ったり
山で生きていける勉強をするから
〝黒山大学〟って
言いよっただけなんや。
ごめんなぁ。』
祖父のあまりにも
申し訳なさそうな顔と
祖母の見たこともないくらいのキレた顔
に
だんだんと
笑いが込み上げて
爆笑してしまいました。
『じいちゃん
面白いやん!!
めっちゃウケたわ!!!
しかも
ちゃんと山で生きていける勉強しよるん
やったら、大学っていうても
おかしいないわなー!!』
私が笑うと
笑い上戸の祖母が
つられて
爆笑して
祖父も笑って
『ほんまや!
じいちゃんウソ言うてないで!』
と楽しいひとときとなりました。
普段
冗談なんて言わない
クールだと思っていた祖父からの言葉だったので
更に面白くて
たぶん
私はこの会話
一生忘れないと思います✨
今思えば
どれだけ不幸な生い立ちを
背負って生きてきたとしても
日々の中に
小さい笑いあふれる時間は
きちんとあって…
それらを
もたらせてくれた祖父母の存在が
今
とても愛しいです✨
春休み会いに行こうと
思っていたのですが
このコロナ渦
なかなかおさまってくれない…
そして
祖父母ふたりとも
基礎疾患を持っているし
後期高齢者ですので
今回の春休みの帰省は、
諦めようと
思っています。
夏休みこそ!!
この話をもう一回して
みんなで笑いあいたいと
思います✨
見にきてくださって
ありがとうございました✨