ブログを見にきてくださって

ありがとうございます✨



もうすぐ小学生になるわたしの息子は、

自閉症スペクトラムという診断名がついています。

幼稚園にはカミングアウトして入園しました。


今回のブログは

息子が年少組のときに

年中組さんが大事に育てた茄子を

勝手にもいでしまった時のお話です。

当時みんなに迷惑をかけてしまったと

息子に激怒したのですが

今思えば

教えていないのにできるはずがないのに

かわいそうなことをしてしまいました。

当時の日記があるので

転記します。





【なすび事件】

入園7日目。
迎えに行ったら
先生から報告してもらった。
今日隣のクラス(年中さん)の育てている花壇で
育っていたなすびを何人かで見ていたら
息子が年中さんが大事に育てていた
なすびをもいだらしい。
そして年中さん何人かに怒られて泣いた
という話を聞いた。
もーーーなんでそんなことしてしまったん!!
年中さんに申し訳なくて
息子を激しく怒った。
息子泣く。
幼稚園あてに手紙をかいた。

年中さんの大事に育ててるなすびをもいでしまって
悲しい思いをさせて申し訳ありません。
二度と息子がこんなことをしないよう指導します。

って

していいことと、悪いことの区別つかんの??
この子育てられる??
泣きたい

むちゃくちゃ怒ったから息子は
泣きながら寝た。

寝顔見て思う。
〝怒りすぎた??ごめん。〟






今となって思えば
まだ3歳。
いくら年中さんが大事にしていたとしても
息子にとっては
いくつもある茄子のなかのひとつ。

先生の報告のときも
先生はにこにこ笑いながら話してくださいました。
「なすもいじゃったんだよねーで、
怒られたんだよね◯◯くん。
今度から気をつけよーねー🎵」
くらいの会話だったのですが

あのときの私は、余裕が全くなかったので
それだけで
信用がなくなる!!
息子がみんなに失望される!!
と落ち込んで
息子を責めました。
泣かすほど怒りました。
かわいそうなことをしたと
今読み返して反省しています。
子育ては、ふりかえって
気付くこともたくさんあります。
今回の件に似たような経験を
今後することがあったとしてすぐき息子を責めず、
まず話を聞くようにしたいと思いました。


ここからは後日談なのですが
当時、幼稚園に多大な迷惑をかけたと思った私は
お詫びのお手紙を
担任の先生にお渡ししました。
その翌日息子を送っていくと
副園長先生に呼び止められました。

副園長先生は
「今回、◯◯くんがなすびをもいでしまったのは、
たしかに大人にとっての一般常識からすると
いけないことかもしれません。
でも、3歳って好奇心のかたまりなんです。
だからそんなに罪悪感をもたないでくださいね。
そして
年中さんたちにとっても学びになったんですよ。
大事ななすびをもがれたとしても、
本来なら怒るのではなくて
もいじゃダメと知らなかった年下の子を
責めちゃダメだよって。
「大事だからもいじゃだめだよ」って
教えてあげるよう指導するんです。
あのあと、年中さんたちはクラスで話し合って
「次からは教えてあげよう」
ということになったんです。
年中さんたちにとっては話し合いの機会があって
更に学びもあったので感謝していますよー。」と
笑顔で話してくださりました。
お気遣いに涙がでました。


入園式から たった7日の間に
目は怪我するわ 
なすびはもぐわで
当時のわたしは日々落ち込んでしまっていました。

息子が周りに迷惑をかけることが怖くて怖くて
凝り固まって緊張していました。
真面目すぎたのだと思います。
三年間の中で
この真面目すぎる性格のせいで
死にたくなるまで落ち込んだこともありました。
これでは自分も息子がかわいそうで
誰も幸せじゃないことを知りました。
そして
思いきって
肩の力をぬいてみることをしたら
狭かった視界が広がって
今まで見えてこなかった息子の良いところを
見つけられるようになってきました。

これからも
きっと困難は待ち受けているけれど
少し肩の力を抜いて
楽しく子育てをしていきたいなと思っています。

長くなりましたが
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。