春巻きの皮ではなく、薄焼き卵で具材を包んだ「卵春巻き」
京都の町中華ではおなじみの一品で、昔は「ハマムラ」でよく食べた、どこか懐かしい味
今回はその記憶をたどりつつ、我が家流にアレンジを加えた「シャキシャキ卵春巻き」をご紹介します
- シャキシャキ感はれんこんで
本当は「クワイ」を使いたかったのですが、時期的に手に入らなかったため、代わりにれんこんを使用し、シャキシャキ感をプラスしてアクセントに - ニラの代わりに玉ねぎ&青ネギ
一般的にはニラを使うことが多いですが、私は玉ねぎの甘みと青ネギの香りをプラスして、彩りも味もやさしく仕上げました - 揚げない春巻きスタイル
揚げ物があまり得意ではないので、今回は米粉を薄くまぶしてフライパンでカリッと焼く - もちろん、小麦粉&油でカラッと揚げてもOK!
「シャキシャキ卵春巻き」
材料(5本分)
〈春巻〉
豚薄切りもも肉 … 80g
むきえび … 40g
干し椎茸 … 2枚
玉ねぎ … 1/2こ
醤油・酒・オイスターソース・ごま油
.... 各小さじ1
鶏がらスープのもと … 小さじ1/3
塩·こしょう … 適量
片栗粉 … 小さじ1(水 小さじ2で溶く)
〈巻用卵〉
卵 … 4個
塩 … 少々
片栗粉 … 大さじ1.1/3
※卵液に加えると破れにくくなります
九条ねぎ … 適量
小麦粉・水:各大さじ1(接着用)
米粉・サラダ油 … 適量
① 干し椎茸は水で戻して千切りに。れんこんは6~7mm角に切り、酢水にさらしてアクを抜く。エビは背ワタを取り小口切りに。玉ねぎはスライス、豚肉は細切りに
② フライパンに油を熱し、豚肉を炒めて塩こしょうで下味をつけ、一旦取り出す
③ 同じフライパンで玉ねぎを炒め、しんなりしたら椎茸・エビを加え、塩胡椒する
④ 豚肉を戻し入れ、れんこんを加えて調味料で味付け。最後に水溶き片栗粉でとろみをつける
※れんこんはシャキ感を残したいので最後に加えるのがポイント
⑤ バットに広げて粗熱を取り、5等分にする
⑥ 卵を溶き、塩・片栗粉を加えてよく混ぜ、裏ごしする。油をひいたフライパンでクレープのように薄く焼く
⑦ 焼きあがった卵に具と九条ねぎをのせ、春巻きのように包む。接着用の水溶き小麦粉を使ってしっかりとめる
⑧ 薄く米粉(小麦粉、片栗粉でもOK)を全体に塗す
⑨ フライパンにサラダ油を熱し、巻き終わりを下にして焼く。全体がきつね色になったらOK
⑩ 食べやすく4等分にカットし、器に盛りつけて完成。
※お好みで油でさっと揚げても◎ カリッと香ばしくなります
▷ 作り方のコツ
- 片栗粉を卵液に入れると、生地がしっかりして破れにくくなります
- 卵液を裏ごしすることで、なめらかで繊細な仕上がりに
ワインとの相性も抜群!!
今日はしっかりめのシャルドネを合わせて、町中華×ワインの新しい楽しみ方を
懐かしいけれど新しい、「我が家の京都中華」でした