伊坂幸太郎さんの魔王。やっと読み終わりました。
2編構成で特殊技術を持った安藤兄弟の話。
腹話術という念じた言葉を人に発言させる能力を持った兄。
1/10以下の確率ならば確実に当てる能力を持った弟。
異なる能力をもった兄弟が異なる時期で世界を変えようと奮闘する話。

政治に対して、群集心理、個人の考えをもつということ、強いメッセージ性は感じたものの、
どんな話の収束の仕方をしていくのかの流れがつかめず、
読み進める度にどんどん惹かれていくということにはならなかったな。

モダンタイムスは弟の話の続編らしい。ちょっと気になる。