映画「アバター」を観ました。
ジェームズ・キャメロンさんの構想14年をかけた映画という話です。
ずるいよずるい。構想何年。良く使われるキャッチコピーですよ、これは。
構想何年って言ってもさ、実際にキャメロンさんが四六時中その映画について考えていたか、誰にもわからないし……。
構想14年のうち、13年は酒びたりで妄想にふける程度に考えていたのかもしれないし。本腰入れて頑張ったのは実は、1年ぐらいかもしれないし……。
例えば、
キャメロンさんの奥さんが「うちの亭主は庭で芝を刈っている時も、アバターのことばかり考えていたわよ」という話や、
スーパーマーケットの店員が「キャメロンさん? ああ、よく来るよ、うちのスーパーに。何か最近わけのわからないことをつぶやいていたな。アバターがどうたらこうたらとか。車椅子がどうとか。青い人がねぇ、とか。心配だったよ」
そんな話があるのなら、構想何年という話を信じてもいいです。
すいません、脱線しました。
で、映画はどうだったか。
3D映画を観たのは久しぶりなので、正直に驚いた面もありました。
ずっと昔、子供の頃にディズニーランドで観た、マイケル・ジャクソンの「キャプテンEO」以来です。宇宙を舞台に歌と踊りで敵をぶっ倒すという、ぶっ飛んだ映画でした。
「アバター」は、同じ3D映画も上映の方式、映画館によって3Dの質が異なるみたいですね。
私が観た映画館での印象は、かなり立体的に見える場面と、そうでない場面とにばらつきあるような気がしました。
森のシーンは、草木に立体感があって、本当に森の中にいる感じがしました。気持ちいいくらいに。
軍用ヘリコプターの立体感も良かったです。
映画の全体を通して青色が印象的に使われています。激しいアクションシーンも落ち着いて観られたのは、そのせいかもしれません。
巷では、スタジオジブリの映画と比較されたりしているようですが、どうなんでしょうか。
自然と人との関わりを描いた映画は、すでに数多く作られているだけに、似通った作品になってしまうのも、やむを得ない気もします。
キャメロンさんは、日本のアニメが好きらしいですね。
主人公の設定は、そうか、という気がしました。
内容については、あまり触れられないのですけど、この設定はけっこう考えられている、と思いました。
ジェームズ・キャメロンさんの映画を観てきた人なら、あちこちで、にやりとするところがけっこうあると思います。
まずシガニー・ウィーバーの出演。
強いタンクトップの女性がこの作品にも出演すること。「本当にお好きなんですね、キャメロンさんは……」と思えます。
森の色彩。おお「アビス」じゃん。
メカのデザインと、その戦闘シーン。おおっ「エイリアン2」じゃん!
きっとキャメロンさん自身が作った作品への、オマージュもあるのだと思います。
私が一番面白かった点は、どこか。
映画の上映中、観客席を振り返ると、みんなが律儀に3D眼鏡をかけていたことです。
なかなかの光景ですよ、これは。
当たり前なんですけど。
みんなで子供っぽいことをしている、そんな感覚になれるのが何より楽しい。
そんな映画です。