ACの続きです。
私からの3つの質問に答えてもらいました。
抜粋しながら書きますね。
棕櫚竹さん→青色
テト→ピンク
質問1
私と暮らしていた時、私をどう思っていたか
とっても可愛い子だなって思ってたわ。
それにとても優しかった。
R(私の名前)は優しいから、お散歩も私のペースに合わせてくれたの。
私の事、名前で呼んでくれてたんだね。
可愛い子だなって…テトの方が可愛い子だったよ(笑)
それに、いつもテトの方が私に合わせてくれてたよね。
ほんとはもっと早く歩けるのに、ゆっくり私を引っ張ってくれてた。
Rさんのこと、好きだったのね。
今はどう思ってるの?
もちろん大好きよ。
でも、Rは優しすぎるから少し心配なの。
何が心配なのかな?
今もそばにいるの?
そうね。見守ってるわ。
Rは人に流されやすいの。
自分の気持ちを抑えてないか心配なの。
震災で大阪に引っ越す前、テトと暮らしていた頃の私は、箱入り娘で両親にもあまり反抗とか出来ない子でした。
今思えば、不器用で気持ちを伝えるのが下手だったな… 友人関係にも悩む事が多かった学生時代。
落ち込んだ時、テトを撫でているだけで癒されました。
そんな私の事、心配して見守ってくれてたんだね。
質問2
お別れしてから、辛い思いや苦しい思い悲しい思いをせずに犬生を過ごせたのか?
Rさんとのお別れは辛かった?
ええ。あの時は理由がわからなかったから。
Rもつらそうで。だから余計にそばにいたかったんだけどね。
その後はどうだった?
Rのことはいつしか諦めたの。
心の中にはずっといたけどね。
諦めた、というところで胸が痛くなりました。
いつ会いに来てくれるのかと待っていて、ずっと来なかったら、そりゃ諦めるよね…
そんな思いをさせた事に胸が痛みます。
静かで穏やかな日々だったわ。
おばあちゃんも優しくて大事にしてくれたの。
幸せだったわ。
おばぁちゃんに可愛がられて、穏やかに幸せに過ごせたんだね。
とても大事にされたのね。
おばぁちゃんの愛情のお陰で、いつまでも寂しがってばかりではなく、テトも前に進めたのね。
改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
テトは穏やかで物静かな子だったから、おばあちゃんとゆったり田舎で暮らすのは合っていたかもしれないね。
質問3
私に捨てられたと思って悲しんでいないか?
そうね。
さっき言ったように、最初は悲しかったわ。
Rのそばにいてあげられないことが。
Rもきっと悲しんでるって分かっていたから。
心配だった。
テトは私に置いて行かれた事が悲しいのではなく、悲しんでいる私と一緒にいてあげられなかった事が悲しいって思ってくれてたんだ。
ほんとに優しい子。
今はどう思ってるの?
Rが今もあの別れを悔やんでいるのが心苦しいの。
ちゃんと分かったから、もう良いのに。
もちろん、今も想ってくれていることは嬉しいわ。
でも、肉体を離れて、どうしてRと別れなくてはならなかったのか理解出来た。
人災でも天災でも事故でも病気でも別れは来るの。
それを知っててほしかったの。
確かにいつか別れはくる…けど、生き別れみたいなの、嫌だったの…
2度と会えなくなるなんて思ってなかったから、一緒に撮った写真さえ持ち出して来なかった…
でも、写真はなくても、不思議と鮮明にテトの一瞬一瞬の姿が心に残ってるの。
ついこの間まで一緒にいたみたいに。
いつか別れがあるとしても、それまでの関係が大切。
私とRはちゃんと想い合ってた。
十分だったわ。
Rはちゃんと出来てるのよ。
それを伝えるのが私の役割だったのよ。
私のことや別れた者たちに固執しなくてもいいのよ。
私の想いが伝わっていて良かった。
別れよりもそれまでの関係が大切…そうなんだと思います。
私はテトとの別れが辛すぎて、テトを思い出すと悲しくばかりなっていた。
でも、それまでの幸せだった時間を思い出して、テトを想って温かい気持ちになれるように一歩進まなきゃ。
自分を思い出して悲しくなるなんて、テトも望んでないもんね。
続く…