アドラー心理学「すべての悩みは人間関係の悩みである」 | アドラー心理学でブレークスルーを巻き起こすブログ

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アドラー心理学やコーチングで学んだことの中から印象深かったことを中心に書き綴っていきます。
大学では心理学や哲学、福祉経営学を専攻しました。
読者の皆様もどこまでも広く深い心の探求を模索していきましょう。
そして、人生にブレークスルーを巻き起こしましょう!

アドラーはすべての悩みは人間関係の悩みであると言います。

あらゆるものの背景には人間関係が潜んでいます。

物を買うときにも、そこには生産者、卸売業者、運送会社、店員などあらゆる人間が関わっています。

もし、この世に元々自分以外に生物が存在しなかったら、孤独を感じることもないでしょう。

そこに人がいる限り我々は人間関係の鎖から逃れることはできないのです。

 

悩むことは悪いことではありません。

問題は悩む力があるかどうかです。

悩んで悩んで悩みの果てを突き抜けたら、横着になっていい。

後は成り行きに任せるのです。

人生には制御できないことが無数にあります。

物事をコントロールしようとすることは、本来の自分に嘘をつくことです。

コントロールするのではなく、問題の本質に目を向けてどう対処すれば自分らしく対処できるか考えることが大切です。

自分に正直でいましょう。

 

人間関係において、他者にコントロール

されていると感じると、エネルギーを奪われ、不安や怒りの感情を抱きます。

 

これは他者が自分の課題に土足で侵入しているから起こる感情です。

人にはそれぞれ自分の人生を生きる権利があります。

相手を尊重せずに自分の考えを押し付けることは、自分の課題と他者の課題を分ける事ができていないことです。

 

馬を水辺に連れて行くことはてきるが水を飲ませることはできない。

 

水を飲むかどうかは相手の課題なのです。

コントロールドラマに陥るとエネルギーの奪い合いという争いが生じ、内なる源である心や魂の願いから遠ざかっていまいます。

そうすると、他者と分かりあえず深い孤独に陥ることになります。

相手の課題には介入せずに、温かく見守ることが大切です。

自分も相手も両者が心地よくあれるように、折り合いをつける地点を見つけましょう。

そうすれば対人関係における悩みも激減することでしょう。

課題の分離が人間関係の悩みから抜け出す効果的な一歩になると思います。