「俺はみてたよ。あいつが小さな小窓から入って行くところ」
また変な奴が出てきた。でも何故か聞き覚えがある。もぉ訳が分からない。知らない人間がこんな山奥のロッジに、こいつらの話を踏まえると男がもぉ1人居るはずだから合計3人もいるのか。風呂場の件と関係はあるのか。

「取りあえず事情を説明しろよ。お前らが誰でこんな所で何をしているのか。」風呂場の件も話そうかと思ったがのちのちの事を考えると話すのを躊躇ってしまった。

「協力してくれるならはなすわ。」女がその表情を変えずに喋った。
「でもお前らみたいなのを家に入れるつもりはない。そこで話そう。」俺は車の横を指さした。小さい家なら1件くらい建てれそうなスペースがある。
女は頷くことも嫌がることもなく静かに階段を降りてくる。
俺の後ろから出てきた男は女の顔が見ているようだったが同じく黙ったまま俺の案に従った。