【韓国映画】王の男《評価・あらすじ》 | いまごろ韓国ドラマな毎日 *arupaka

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初めて韓国ドラマを見る人や、次に何を見ようか悩んでいる人の参考になればいいなと思ってます。

ときどきDIYの作品なども投稿してます☆

今は韓国語の勉強がメインです。

視聴済み映画の評価です。
個人的な評価ですのでご参考程度にニコちゃん
(最高は星5つ/小さい星は0.5)
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王の男

2005年 作品


○出演:カム ウソン/イ ジュンギ
    チョン ジニョン
○監督:イ ジュンイク
○脚本:チェ ソクハン

評価
★★★★★

映画の種類

歴史映画

あらすじ

16世紀初頭…
燕山君が統治する李氏朝鮮時代。

仮面劇で民衆をわかせる2人の男がいた。

旅芸人一座の花形であるチャンセンと、
女形の美しい男コンギルだ。

2人は芸を愛し、
演じることを心から楽しんでいた。

しかし、コンギルはその優れた容姿から、
上客(男)の夜の相手を命じられる事も多く、
チャンセンは心を痛めていた。

ある日、そんな現状に我慢できなくなった
チャンセンは、
コンギルと共に一座を逃げ出し、
漢陽へと向かう。

漢陽に辿り着いた2人は、
お金を稼ぐため、
暴君・燕山君を風刺した
大胆な仮面劇を行い、人気を博す。

しかし、それが王の重臣の耳に入り、
捕らえられてしまう。

死刑を言い渡された2人であったが、
「王の前で芸を披露し、その芸に王が笑えば
死刑を免じて欲しい」と訴える。

そして見事、
王を笑わせることに成功した2人は
王宮付きの芸人として宮廷で暮らす事に。

幸運に思えた宮廷生活であったが、
コンギルが王から寵愛を受けたことで
少しずつ何かが変わり始め…

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

ドラマ「一枝梅」を見て、
イ ジュンギの魅力にはまり、
そのイ ジュンギを有名にしたのが
この映画だと知って、
急いで借りた作品ですにこ

まず、タイトルの「王の男」。

シンプルなタイトルながら、
なかなかインパクトがありますよね。

王の男…王の男… 
ん!?男???

一瞬思考が停止しました(笑)

同性愛を扱う映画ということで、
ドロドロした内容もあるかも…と
心の準備をして見たのですが、
余計な心配でした。

露骨なシーンはほとんどないですし、
同性愛というよりかは、
性別をこえ「人」対「人」の愛という
印象が強かったです。

実際、チャンセンもコンギルも燕山君も
元々男性が好きという設定では
ないですしね。

チャンセンとコンギルは、
幼い頃から互いに支え合いながら
過ごしてきた環境が、
固い友情を生み、
その友情が、愛に似た感情に
変わっていっただけのことですし、

燕山君も、大人になっても
癒されることのなかった、
幼い頃に母親を亡くした心の傷を
埋めてくれた、
コンギルの美しさと優しさに
惹かれていっただけのことです。

そして、そんな燕山君の
孤独と悲しみに気付いたコンギルが、
燕山君を放っておくことが出来なかった…

どれも純粋な愛に思えます。

しかしコンギルが、
本当の女性以上の美しさを供えていたことも
事実です。

私は途中からコンギルが
女性にしか見えなくなりました。

ふとした仕草や表情が、
本当に女性らしいんです。
妖艶さを感じました。

コンギルという役を、
これ程まで魅力的に演じきったイ ジュンギに
ただただ感心しました。


そして、もうひとつの魅力は、
仮面劇のシーンですね。

何度か出てきますが、
どれも完成度が高くて
見入ってしまいました。

内容は少し下品だったりもするんですが、
コミカルな演技やリズムに
見ていて楽しくなりました。

そんなこんなで、
私はすっかりこの映画の虜になり
DVDを購入してしまったぐらいなのですが…

世間の評価は意外と分かれるみたいですね。

すごく低い評価の方もいて、驚きました。

人によって
こんなに考えが違うものなんだなぁと
勉強になりましたえへへ…

好みじゃない方もいるかと思いますが、
私の中では、おすすめの作品ですおんぷ