【韓国映画】母なる証明《評価・あらすじ》 | いまごろ韓国ドラマな毎日 *arupaka

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ときどきDIYの作品なども投稿してます☆

今は韓国語の勉強がメインです。

視聴済み映画の評価です。
個人的な評価ですのでご参考程度にニコちゃん
(最高は星5つ/小さい星は0.5)
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母なる証明

2009年 作品


○出演:キム ヘジャ/ウォンビン
○監督:ポン ジュノ
○脚本:パク ウンギョ/ポン ジュノ

評価
★★★

映画の種類

サスペンス

あらすじ

早くに夫を亡くし、
知的障害を持つ28歳の息子トジュンと
二人暮らしの母ヘジャ。

母には息子が全てであり、
身の回りのことも満足にできない
トジュンの世話を焼きながら、
静かに暮らしていた。

そんなある日、町で事件が起きる。

女子高生の他殺体が発見されたのだ。

そして、事件前後の目撃情報から、
トジュンが容疑者として逮捕されてしまう。

息子の無実を信じて疑わない母は、
警察や弁護士に必死の訴えを行うが、
トジュンの容疑は覆らない。

トジュンの無実を証明したいヘジャは
自ら真犯人を探し始める。

そしてついに事件の目撃者に
辿り着くのだが…

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冒頭、一人の女性が、
異様な雰囲気で荒野を踊り歩くシーンで
始まります。

このシーンは、
映画終盤のシーンでもあるのですが、
このなんとも言えない異常さが、
この映画の全てを表現していたんだなぁと、
映画を見終わった後に気付きました。

映画を見る前は、
息子の冤罪事件を必死で解決しようとする
母親の愛を描いた感動作なのだと
思っていました。

しかし、冒頭で感じる違和感と、
映像から漂ってくる暗く異様な雰囲気が、
そんな単純な作品ではないことを、
すぐに教えてくれましたえへへ…

この映画は、サスペンスというよりも
ホラーに近いかもしれませんね。

人間の持つ狂気性を描いたホラーです。

母親もそうですが、
それ以上に恐ろしいと思ったのが、
トジュンです。

無邪気さの中に見え隠れする、
トジュンの異常性や狡猾さに
ゾッとさせられました。

彼は、自分のしたこと、母親がしたことを
果たしてどこまで理解しているのでしょうか?

本当は全て理解しているんじゃないか
と思わせる彼の最後の行動が、
何とも恐ろしいです。

良い意味で、テーマも展開も、
すごく韓国映画らしい作品ですね。

色々と伏線があったり、
細かいところまで、緻密な計算のもと
作られた映画だと思います。

後味の悪い映画ではありますけどね汗
記憶に残ることは間違いありません。