一番好きなことは仕事にしない方がいい
あちこちからそんな言葉を聞いた記憶があります。
当時、その意味はわからずにいました。
ずっと自分の意志でやってきた体操を仕事にしようとは思わず
全く違う未来を見ていました。
が。
ひょんなことからお声をかけていただき、体操を教えるという仕事もありかぁ・・。
という発見をしただけで、
現実は目の前の仕事を放りだすわけにもいかずそのまま現実を続けます。
歯科医院の仕事、大好きでした。先生たちも素敵で充実した毎日。
でも。
私は親の反対を押し切ってまで進みたいと言って強行した未来は
歯科助手ではありませんでした。
そろそろ自分の道を歩かなきゃ。
甘えてお世話になった先生たちに本音を話し歯科医院を辞め、
私は元の道へ戻ることを決意。
しかし、一向にその道に戻ることができません。
体操指導のお話をいただいた翌年、これまた違うところにご縁があり、
結果、体操の世界に戻ることに
そしてその後、本業では自分のしたかった世界への仕事にも就き、
とっても充実した毎日。
しかし。
そう。体操に。
副業のはずの体操に。
必死にやってきた自分の中に確たるものがあることだけに、
「妥協」ができないのです。
仕事に、ではなく、体操に対して妥協ができない。。。。
う~~~ん・・若干21歳の若造に難題・・・・
これは仕事・・・私は選手ではなくコーチ。。。
そう、今携わっている「体操」は仕事なのです。。。
色々な葛藤と向き合いながら本業と体操を両立していた
充実した20歳すぎ。
課題も多いけれども、それと比例して嬉しいこともやりがいも沢山!
何度目かの春が来る頃、担当していた女子育成クラスの子供たちの
小学校卒業とともにそのクラスが閉鎖されることが決定。
なくなっちゃうんだぁ・・・・
私も決断の時。
子供たちの卒業と一緒に、3月で体操の世界から本当の引退をしました。
後に
一番好きなことは仕事にしないほうがいい
と言われていた言葉の意味を、少しずつ理解し始めます。
あ~そういう意味だったのか・・・・
今はまた、違います。
その言葉の意味を理解しつつ、でも20年前に理解したものとは形を変えています。
色んなことを感じて、色んなことを納得して進んできた41年。
後々、あの時の時間が、きっとすごく楽しかったって
自分で思う気がする。と思っていましたが、
本当に充実した時間だと、あの時の楽しさを思い出します。。
空港と体操。
めっちゃめちゃ忙しくて一生懸命で目が回りそうでしたが。
その分めっちゃめちゃ楽しかった!!!!!!
あの頃の教え子たちももうお父さんやお母さん。。。
お~そ~ろ~し~~~~~~~