- 途中の一歩(下)/雫井脩介
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最近沈んでいた気持ちに温かい飲み物をもらった気分。幸せにしてくれる小説ってすごいな。
覚本や奈留美の育った家庭を見ると、ますます二人を好きになる。
「俺はそういうことを言いたいわけじゃない。最初、あの店に連れていかれたとき、彼女は
そういうセレブ志向の、ちょっと俺には付いていけない一面があるんじゃないかって思ったんだ。けど、話してみると、そういうわけじゃない。で、いざ金を払
うってなったとき、彼女は何だか嬉しそうに財布から金を出してるんだよ。いいことにお金を使ったなぁって顔をしてんだ。俺はそういうのは今まで見たことが
なかった。何せ金を使っても収穫がないと、強引に奢らせて回収しようとするやつしか近くにいないからな」 (P250)