1月1日から本当に勘弁して欲しかったです

 

 

それはそれとして、友人達から

 

「お前は防災の準備をちゃんとしているのか?」

 

とお叱りを受けました

 

 

 

「知らんがな…そうなったらもう仕方ないんじゃないか?」

 

という考え方だったのですが

 

「防災はエチケットだ。みんな大変な時に、何の準備もできていなかった人や弱者は『水が欲しい』『毛布が欲しい』『お腹が空いた』と被災現場での負荷を上げてしまう。弱者であるならなおのこと、周りに迷惑をかけないように最低限の防災準備をするべきだ」

 

と言われて、なるほどなあ・・・と

 

 

 

被災地支援も何度も経験のある方や、実際に被災した障がい者の友人から教えて貰った防災準備の鉄則はこれみたい

 

1.初めの3日を自力で生き延びる

日本の復興スピードはなんやかんやめっちゃ早い。

ネガに言えば、3日以上の装備は持てないから諦める

 

 

2.絶対に必要なものは…

①水

②他人には用意してもらえないもの【重要】

③バッテリー

 

 

3.「②他人には用意してもらえないもの」について

例えば、自分に合ったコンタクトレンズは避難所や補給基地にはない。

コンタクトを使っている人は、防災用に眼鏡を準備しておく。

 

同じ理由で、アルマであれば、気管孔をケアするスカーフや食事用のブンブンチョッパーとか?

パニック状態の避難所で、「この人は舌が無いから柔らかいものを…」とか絶対できないから

ブンブンチョッパーは持って行って乾パンを粉砕して飲めるようにしておこうかな 

 

 

 

 

 

 

4.ラジオの準備

スマホは電波渋滞で使えなくなる可能性が高い

情報収集のためにラジオは必須らしい

そして、簡単な充電とかができるようにソーラー発電や手回し充電、ライトの機能もあるとよい

 

機能とかで見れば、多分これが最高なんだと思う 

 

 

…だけど、わたしはちょっとこれ嫌でして…

なんか感覚に合わないんです…

病気以来、この「なんかヤダ」っていう感覚を大事にするようになりまして

わたしが「嫌だ」と思ったら、わたしにとっては不正解なことが多い

 

こっちにしました

 

 

 

 

結果、これがわたしにとっては正解でした

Bluetooth接続でスマホからの出力ができるので、音声の吐き出しもできる

 

 

5.大容量バッテリー

経験者曰く

被災地では、避難所ではバッテリーの取り合いみたいになってしまうらしい

そこで、大容量バッテリーは必須らしい

だけど、欲張って「車に積めるサイズのバッテリー」にすると、車は道路がやられているとスタックするから

結局はリュックサックレベルで持ち運べるサイズが望ましい

 

バッテリーは容量を見に行ったら、値段も大きさももうキリがないので

3.1キロで三万円のこれにする

ギリギリ3日もてばいいのだ

避難所に辿り着ければ、順番待ちすれば電源に辿り着くから、充電ができる

 

 

6.衛生用品

被災地経験者の話だと、「生理用品」「綿棒」「耳かき」「爪切り」とか結構大事らしい

そんなもんなくてもええやろ?

って思いがちだけど、手が不衛生であれば、食事(おにぎりやパンが多い)に影響して

お腹を壊してOUTだ

お腹を壊したら脱水症状になる、暑かったり寒かったりするストレス環境下

しかも水が豊富には無い

この状況で脱水になったら結構いい確率でOUT

 

 

7.筆記用具

失声者は当然必要だけど、声がある人も筆記用具は必要

ノートにマジックで「HELP」と書いてコンクリ片でおさえておけば

自衛隊やハイパーレスキューにみつけて貰える可能性が跳ね上がる

 

 

 

8.寝具

避難所に辿り着いたとして、そこはもう野戦状態になっているから

少しでも快適に眠れる(眠れないけど)環境をつくる

 

軽さを考えるとこんなところか

寝袋があれば嬉しいが重いしかさばる

 

 

9.リュックはどうするか?

健常者であれば、なーんも考えずにこれでいい気がする

 

 

しかし、障がい者やがん患者だとこれは厳しい

リュックは隙間なくぎっちりだから

バッテリーやぶんぶんチョッパーを入れておくスペースが無い

 

基本装備は汎用性があるが、個人の事情に合わせてカスタマイズするのがやはりよい

 

 

そう考えると、バックパッカー時代を思い出して、こういうのが良いのかもしれない

 

 

 

10.医療用品

基準点を「胃ろうで生活されている方」に合わせると

 医療用消毒アルコール

 フラッシュ用の注射器

 ガーゼ

 消毒

 麻酔ジェル

みたいなのも必携だろう

常備薬も防災用に備蓄しておく必要がありそうだ

 

 

疑問に思ったんだけど、フェンタニルテープやオキシコドンみたいな医療用麻薬は

防災時を想定して多めに出して貰うことはできるのだろうか?

状況によっては、麻薬なかったら痛みで動けない人も多い

 

 

 

 

 

 

11.防犯ブザー

残念ながら世の中には悪い人も多い

悪い人までいかなくても

「こんな状態なら社会的弱者や病院や老人は初めに切り捨てられるべきだ」

「それがトリアージだ」

という独自の理屈で倫理観を壊して物資を奪ってくる最悪の一般人もいるそうだ

 

自分が弱者であるからと言って物資を奪われるいわれはないし

非常時に弱者のものを取る奴は最低な悪人なので警戒する

 

 

 

12.発煙筒

自力で動けない人、声が無い人はこれを一発持っていると心の支えになりそうだ

「これを使えば必ず人に見つけてもらえる」

というアイテムがあれば気力を支えられる

 

ポイントは、使うタイミング

震災直後に燃やしても意味が無い

夜間に燃やしても意味が無い

2日くらい頑張って生き延びて、ライフラインが一定程度回復して

自衛隊の救助の気配(ヘリの音とか)が出てきたら、最後の賭けで使う

 

 

 

13.食料

食料に関しては、舌全摘しているので割と自信があるが

干飯で多分十分

 

 

あと、マヨネーズがあると1週間生きられる

「流動食がないから…終わった…」

というもんでもなくて、マヨネーズを胃ろうにぶち込めば何とかなるかも

 

 

被災地経験のある方達のアドバイスをざっとまとめるとこんな感じかなぁ

時間のある時に、買いそろえようと思います

 

がんばる