「デリケートゾーンはどうケアすればいいの?」
「市販のボディソープで洗っていいの?」
そんな疑問を持ちながらも、なかなか人に聞けずにいる方は多いのではないでしょうか。
フェミニンケアの基本は「pH(ペーハー)」を理解することから始まります。
この記事では、デリケートゾーンのpHとその重要性、そして私が実践している「オイル洗い」についてご紹介します![]()
そもそも「pH」とは?
pHとは、溶液の酸性・中性・アルカリ性の度合いを示す指標です。pH7が中性で、それより低いと酸性、高いとアルカリ性になります。
私たちの体の各部位には、それぞれに適したpHがあります。たとえば胃の中は強酸性(pH1〜2)、肌はやや酸性(pH4.5〜6.5)です。
そしてデリケートゾーン(膣内)は、健康な状態では弱酸性(pH3.8〜4.5)に保たれています。
デリケートゾーンのpHが重要な理由
膣内を弱酸性に保つ主役は「乳酸菌(ラクトバチルス菌)」です。この善玉菌が乳酸を産生することで、膣内を酸性に保ち、雑菌や有害な細菌の増殖を防いでいます。
このpHバランスが崩れると、さまざまなトラブルが起きやすくなります。
pHバランスが崩れると起こりやすいこと
・においが気になる(生臭い・酸っぱい臭いの変化)
・おりものの色・量・質感が変わる
・かゆみ・ヒリヒリ感・炎症
・カンジダ膣炎や細菌性膣症のリスクが上がる
・生理前後に不快感が強くなる
pHバランスを崩すNG行動
実は日常的によかれと思っていたケアが、デリケートゾーンのpHを乱している場合があります。
NG① 普通のボディソープで洗う
一般的なボディソープのpHは8〜10のアルカリ性。これで洗うと膣内の善玉菌まで洗い流され、pHバランスが崩れてしまいます。
NG② 膣内をシャワーで「中洗い」する
膣内を直接洗うのは絶対NG。膣には自浄作用があり、過度な洗浄は善玉菌を減らすことになります。外側(外陰部)だけをやさしく洗うのが正解です。
NG③ 毎日ナプキンや防臭パッドを使う
通気性の悪い素材を常に当てていると、蒸れやすくなり、雑菌が繁殖しやすい環境になります。生理以外の日は、できるだけ通気性を確保しましょう。
NG④ 香料・アルコール入りの洗浄料を使う
香料・アルコールが含まれた製品は粘膜への刺激になることがあります。デリケートゾーンには、成分にこだわった低刺激なものを選びましょう。
私が実践している「オイル洗い」とは?
「膣のトリセツ」(著:たつの ゆりこ)という本でも紹介されているケア方法で、石けんや洗浄料を使わずに植物オイルだけで外陰部を洗う方法です。
オイルには皮脂に近い成分が含まれており、デリケートな粘膜をやさしく保護しながら、余分な汚れだけを取り除いてくれます。善玉菌を傷つけず、pHバランスを乱しにくいのが最大のメリットです。実際に取り入れてから、以前よりも不快感が減ったと感じています。
オイル洗いの方法
STEP 1|植物オイルを手のひらに取る
1〜2プッシュほどの植物オイルを手のひらに取り、少し温めます。ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど、低刺激のものがおすすめです。
STEP 2|外側だけをやさしくなでるように洗う
外陰部のみをやさしくなでるように洗います。膣内には入れないこと。こすらず、なでる感覚で丁寧に。
STEP 3|ぬるめのお湯でやさしく流す
38〜40℃のぬるめのお湯でやさしく流します。オイルはお湯で十分に落とせます。
STEP 4|やさしく押さえて水分を拭き取る
清潔なタオルで強くこすらず、やさしく押さえて水分を拭き取ります。
💡 オイル選びのポイント
・無香料・無添加の植物オイルを選ぶ
・オーガニック認証のものがより安心
・ホホバオイル・スイートアーモンドオイル・ココナッツオイルなどがおすすめ
・エッセンシャルオイルを加える場合は必ず希釈し、粘膜への使用は専門家にご相談を
なお、私の講座では実際にフェミニンケア用のオイルをご自身で作っていただくことができます。自分の手で作ったオイルでケアする体験は、自分の体と向き合う特別な時間になります。どんなオイルを使えばいいか迷っている方も、ぜひ講座で一緒に作りましょう![]()
洗い方以外にも大切なフェミニンケアの習慣
・綿素材の下着を選ぶ(通気性・吸湿性を確保)
・生理中はこまめにナプキンを交換する(2〜3時間ごと)
・できれば布ナプキンを利用する
・水分をしっかり摂る(粘膜の健康維持に大切)
・腸内環境を整える(腸と膣の善玉菌はつながっている)
・骨盤底筋を鍛えて、膣周辺の血流を改善する
まとめ
デリケートゾーンのpHバランスは、日々のケア習慣によって守ることができます。石けんに頼らず、オイルでやさしく洗うだけで、体本来の自浄作用を活かしたケアができます。
「膣のトリセツ」にも詳しく紹介されているオイル洗い、ぜひ一度試してみてください。自分の体を丁寧に扱う感覚が、フェミニンケアの第一歩です。
※体質や状態によって合う・合わないがあります。気になる症状がある場合は婦人科を受診してください。
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